4号ソロホームラン放った中野拓夢
7月3日にバンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、「1番・遊撃」で先発出場した中野拓夢は、4打数2安打1打点1HR。ダメ押しの4号ソロホームランを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
3回1アウト走者なしの場面で打席に立った中野拓夢は、中日ドラゴンズ先発の柳裕也の2球目122キロの縦スライダーを振り抜くと、高く舞い上がった打球はライトスタンドに吸い込まれ、ダメ押しの4号ソロホームランとなった。
5月14日のDeNAベイスターズ戦で1試合2発をマークして以来、40試合ぶりの4号ソロホームランを放った中野拓夢は、才木の好投に報いるために打ったと喜びつつ、しっかり振り切った結果がホームランになってくれたと、自分のバッティングを振り返った。
大山悠輔の19号先制2ランホームランの次の回で浴びた中野拓夢のダメ押しソロホームランが中日ドラゴンズに重くのしかかり、阪神タイガースは2連勝となった。
中野拓夢には、ホームランに色気を出さずに、この試合で見せたような「しっかりと振り切った結果、ホームランになった」という自分のスイングをしっかりした延長線上にホームランがあるという意識を持って、打席に立ってもらいたい。
その意識さえあれば、7月打率.385と調子を上げてきた打撃を継続させられ、打率.283で現在12位に位置する首位打者争いでも一気に上位に押し上げることが出来そうだ。
中野拓夢が打撃好調をどこまで継続させ、阪神タイガースの攻撃の口火を切ることが出来るのか注目だ。
公開日:2022.07.05