8号2ランホームラン放った井上広大
8月30日にタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「4番・右翼」で先発出場した井上広大は、4打数3安打2打点1HR1四球。8号ソロホームラン含む2試合連続の猛打賞を記録し、1軍昇格へアピールした。
初回、2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った井上広大は、ソフトバンクホークス先発のスチュアート・ジュニアの初球154キロのストレートをレフトへ弾き返す8号2ランホームラン放ち、先制点を奪う。
さらに、5回2アウト1塁の場面で、再びスチュアート・ジュニアの2球目151キロのストレートをレフトへツーベースヒットを放ち、チャンスを拡大し、高寺望夢の押し出しフォアボールを呼び込んだ。
最後は、7回先頭打者で打席に立つと、ソフトバンクホークス2番手・笠谷俊介の6球目134キロのチェンジアップをレフトへ運び、ノーアウトのランナーとして出塁。高寺望夢の逆転タイムリーヒットを呼び込んだ。
井上広大は、8月14日に今シーズン初の1軍昇格を果たすも、快音を残すことなく、18日に2軍降格と、悔しい思いをしていた。
矢野監督からはもっと打っていく姿勢を見せてほしいといったアドバイスをもらい、2軍へ戻っていた。
新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことで開幕から出遅れている間に、同世代の佐々木朗希が完全試合を達成するなど、「朗希世代」の活躍に刺激を受けつつ、焦りを感じているのも事実だろう。
「朗希世代」は投手だけでないと、証明する為に、長打力と確実性に磨きをかけ、再度1軍昇格を果たし、1軍で結果を出したいと、井上広大は強く思っている。
スケールの大きさは佐藤輝明を超える未来の阪神の4番候補が、今シーズンもう一度1軍に昇格し、ブレイクへの一歩を踏み出すことができるか注目だ。
公開日:2022.08.31