最多安打タイトル奪取へ猛打賞記録した中野拓夢
9月12日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦に、「1番・遊撃」で先発出場した中野拓夢は、5打数3安打。今シーズン14度目の猛打賞を記録し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
初回、先頭打者で打席に立った中野拓夢は、中日ドラゴンズ先発の柳裕也の2球目115キロのカーブをレフトへ運び、ノーアウトのランナーとして出塁。近本光司がフォアボールでチャンスを作ると、大山悠輔が詰まりながらもライトへタイムリーヒットを放ち、同点に追いついた。
さらに、3回再び先頭打者で、柳裕也の4球目122キロの縦スライダーをライトへ運び、マルチヒットを記録。
最後は、8回1アウト走者なしの場面で、中日ドラゴンズ4番手・谷元圭介の2球目139キロのストレートをライトへ運び、ロハスのダメ押しの2ランホームランを呼び込んだ。
今シーズン14度目の猛打賞を記録した中野拓夢は、通算144安打で最多安打ランキング4位につけ、通算145安打で3位にいる村上宗隆を追い越し、通算149安打でトップを走る近本光司から最多安打タイトルを奪取しようと結果を残している。
この試合には、侍ジャパンの栗山英樹監督が視察に訪れており、足を使って、たくさん塁に出る中野拓夢を絶賛していた。
盗塁王争いでも、21盗塁で3位につける中野拓夢が、残り10試合でどれだけヒットと盗塁を積み上げ、タイトル奪取を達成するのか注目だ。
公開日:2022.09.13