井坪陽生が2号ソロ含む猛打賞
3月24日、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「6番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、4打数3安打3打点1HR。2号ソロホームラン含む3安打猛打賞を記録し、滑り込みでの阪神タイガース開幕1軍へアピールした。
5回、先頭打者で打席に立った井坪陽生は、中日ドラゴンズ2番手・松田亘哲の2球目135km高めのストレートを強振し、レフトスタンドへ豪快に放り込む2号ソロホームランを放った。
さらに、6回1アウト満塁のチャンスの場面で、中日ドラゴンズ4番手・橋本侑樹の5球目144kmストレートをレフトへ2点タイムリーヒットを放ち、マルチヒットを記録した。
最後は、8回ノーアウト2塁のチャンスの場面で、中日ドラゴンズ5番手・垣越建伸の8球目131kmストレートをライトへツーベースヒットとし、3安打猛打賞をマークした。
出場した計5試合で全てでヒットを放つ安打で出塁する井坪陽生が、打率.556と異彩を放ち、滑り込みでの開幕1軍へ岡田監督にアピールを続けている。
井坪陽生は、関東第一高校から2022年度ドラフト3位で阪神タイガースに入団。プロでの実戦デビューから約1カ月、新人らしからぬ打撃を見せ、滑り込みでの開幕1軍へアピールを続けており、岡田監督も無視できない存在になっているはずだ。
打撃絶好調の井坪陽生は、現在まで維持できているいい状態をどう保っていくかが課題としており、浮かれることなくシーズン通しての活躍へ意気込みを見せている。
森下翔太は打撃好調を維持しているが、近本光司などその他の1軍外野手陣が打撃不振に陥っている中、井坪陽生が打撃絶好調を維持し続け、滑り込みでの開幕1軍を掴み取るのか注目だ。
公開日:2023.03.25