中川勇斗が適時打含むプロ初4安打固め打ちで打率.481

4月29日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、「7番・捕手」で先発出場した中川勇斗は、4打数4安打1打点1四球。タイムリーヒット含むプロ初4安打固め打ちを記録し、5出塁。打率.481と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。

初回、2アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った中川勇斗は、オリックスバファローズ先発の芦田丈飛の2球目140kmストレートを捉え、レフトへタイムリーヒットを放った。

3回には1アウト走者なしの場面で打席に立つと、中川勇斗は再び芦田丈飛の3球目140kmストレートをかっ飛ばし、ライトへのツーベースヒットを放ち、マルチヒットを記録。

さらに、5回2アウト1塁の場面で、中川勇斗はオリックスバファローズ2番手・中田惟斗の5球目130kmスライダーをレフトへ運び、3安打猛打賞を記録し、2アウトながら1、2塁のチャンスメイク。

最後は、6回2アウト1塁の場面で、中川勇斗は再び中田惟斗の8球目139kmツーシームをセンターへヒットを放ち、プロ初4安打固め打ちを記録した。

8回にはフォアボールで出塁し5出塁の大暴れで、打率.481を記録した中川勇斗を和田2軍監督は、勝負強く、持ち味を発揮できていると、打てる捕手として評価した。

「打率も盗塁阻止率も3割以上。全て3割以上」と2軍戦での目標を掲げた中川勇斗に、和田2軍監督は守備力向上にも期待を寄せた。

適時打含むプロ初4安打固め打ちで打率.481と打撃好調の中川勇斗には、梅野隆太郎、坂本誠志郎の阪神捕手陣に割って入る存在として期待したい。