プロ野球史上82人目のノーヒットノーランを達成した小川泰弘
8月15日に横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズとの一戦で9回135球、0安打、10奪三振、無失点の活躍を見せ、プロ野球史上82人目、93度目のノーヒットノーランを達成した小川泰弘。
プロ野球では、昨年9月14日に中日ドラゴンズの大野雄大が達成して以来で、ヤクルトでは2006年5月25日の楽天戦でガトームソンが達成して以来となる14年ぶりの快挙となった。
試合後のヒーローインタビューでは「5連敗中ということで悔しい心境でしたし、苦しい毎日だった」と悔しい思いを続けていた心境を語り、ノーヒットノーランについては小川泰弘自身、5回あたりから意識していたが、「バッターに向かっていく気持ちだけは忘れないようにした」とあくまで一人一人の打者を打ち取るピッチングを心掛けた結果がノーヒットノーランに繋がった。
この小川泰弘のノーヒットノーラン達成に感化された同級生投手がいた。
それは、阪神タイガースの西勇輝だ。
小川泰弘がノーヒットピッチングを続ける中、西勇輝も負けじと8回2失点の快投を披露し、1か月ぶりの白星を手にし、今シーズン3勝目を挙げた。
ヒーローインタビューに登場した西勇輝は、「なんとか次の試合も長いイニングを投げられるようにしたい。今日は(ヤクルトの)小川がノーヒットノーランをしましたので僕も負けないように頑張りたい」と同級生投手のノーヒットノーラン達成に次は自分と言わんばかりに奮起した。
公開日:2020.08.16