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広島・森下暢仁からヤクルト打線初のタイムリーヒットを放った!川端慎吾

地元・広島で今季初勝利を挙げた田口麗斗

4月20日、マツダスタジアムで行われた広島カープとの一戦で、今季初勝利を目指し登板した田口麗斗は、3回まで球数を要しながらも無失点に抑える粘投を見せ、6回99球を投げ、4安打5奪三振2四球1失点で、地元・広島で今シーズン初勝利を挙げた。

3回までは広島打線に出塁を許しながらも無失点に抑えていた田口麗斗だったが、4回1アウト走者なしの場面から西川龍馬に四球を与え、出塁を許すと、続く鈴木誠也にライト前ヒットを放たれ、1、3塁のピンチを背負うと、長野久義に初球のチェンジアップをセンター前に運ばれ、先制点を許すも、5回は三者凡退、6回に二塁に走者を進められ、再びピンチを招くも鈴木誠也を空振り三振に打ち取り、1失点のみで切り抜けた。

先発4戦目で今季初勝利を挙げた田口麗斗は「チームも変わってますし、特別な1勝だと思う。まして地元、学生時代をずっと過ごした場所で初勝利を挙げられるとは思ってなかった」。と喜びをかみしめた。

高津監督は「いつも点を取ってあげられなくて申し訳なかった。よく投げ抜いてくれた。丁寧なところと全力なところと、らしい投球だった」。と田口麗斗を労った。

森下から値千金の勝ち越し打放った川端慎吾

試合前の時点で広島カープ先発の森下暢仁に対し、通算5試合で0勝4敗、防御率0.75と完璧に抑えられていたヤクルトスワローズ打線はこの試合も、6回に中村悠平が犠牲フライで同点に追いついたものの、森下暢仁からタイムリーヒットが打てない状況が続いていた状況で、7回に1失点の好投を見せていた田口麗斗の代打で打席に立った川端慎吾が値千金の勝ち越しタイムリーヒットを放った。

7回、先頭打者の松本友がフォアボールで出塁すると、元山飛優が送りバントを成功させ、1アウト2塁のチャンスの場面で、田口麗斗の代打で打席に立った川端慎吾は、森下暢仁の暴投で走者を3塁にまで進めると、5球目のストレートをライト前にはじき返し、森下暢仁からのヤクルト打線による今シーズン初適時打が値千金の代打勝ち越しタイムリーヒットとなった。

新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者として離脱し、18日に復帰したばかりだった川端慎吾が値千金の代打勝ち越しタイムリーヒットを放ち、「何とか田口に勝ちをつけられるように食らいついていった」。と力強く語った。

高津監督は「思い切りのいい選手。自分のスイングをしてくれると信じていた」。と川端慎吾の勝負強さに掛けた起用だったと明かした。

川端慎吾が6日の試合で完封を許した森下暢仁からチームとしても初となるタイムリーヒットを放ち、通算6戦目にして初めて黒星をつけ、田口麗斗を今シーズン初勝利に導いた。

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