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調教で最後の1Fを最も速いラップで駆け抜けた馬は中山や阪神で狙い目!【究極の競馬ガイドブック】

Text:長谷川雄啓

調教タイムの見方

調教タイムに関しては、コースの内を通るか、外を通るか。整地された直後のキレイなコースか、たくさんの馬が走った後の荒れたコンディションかなどで、変わってしまいます。そこは“プロの目”を借りるのが一番 ( 笑 )。

競馬新聞には、調教欄というのが載っていて、採点や短評、さらに最も動きの良かった馬は、“イチ推し”などのタイトルを付けて、推奨したりもしています。これを参考にするのがいいと思います。

調教タイムは、基本的に1F= 200 mがベースになっていて、1000 m、800 m、600 m、(400 m)、200 mの通過タイムが出ていると思って下さい。どのコースでも、全体時計と、ラスト3F、ラスト1Fの時計に着目。そのタイムを、どんな追い方で出したのかに注目してみて下さい。

調教の話は、調教のプロに聞いてみようということで、『調教捜査官』としてテレビやイベントでも大活躍の、競馬評論家・井内利彰さんにお話を伺いました。「馬は、スタートからゴールまで、ずーっと全速力で走っているわけではありません。ゴールに向かって、加速していっているのです。

それをトレーニングでちゃんと出来るようになれば、レースでもゴール前まで、しっかり走れるようになりますよね。

調教からそれを判断するには、スタートからゴールまでの200 mずつのタイムを引いて、その差を見てみればいい。ゴールに向かって、どんどん速くなっているのは、加速のついた、いい調教。

特に坂路の場合、栗東も美浦も、ゴール前の傾斜が一番キツくなっているんです。だから、最後の1Fを最も速いラップで駆け抜けた馬の調教は、特にいいと言えます。

中山や阪神など、最後の直線に急な坂のあるコースでは、格好の狙い目になるかもしれませんョ」

【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。