今週は京成杯オータムHとセントウルステークスが開催
夏の最後の戦いが、今週の中山競馬場と中京競馬場で行われる。
サマーマイルシリーズの「京成杯オータムH」とサマースプリントシリーズの「セントウルステークス」だ!!
サマーマイルシリーズは、京成杯オータムHにも出走するメイケイダイハードが11点でトップに立っている。3位ラセット、4位スマイルカナなども出走するため、どの馬がチャンピオンになるか分からない状況となっている。
そして、サマースプリントシリーズはレッドアンシェルが14ポイントでトップに立っている。しかしレッドアンシェルはセントウルステークスには出走しないため、他の馬の競走結果次第となるが、上位馬で出走するのは2位ラブカンプーのみ。
そのためラブカンプーだけが、自力でチャンピオンを決められる権利を持っている。
今回はセントウルステークスを勝った名馬を紹介しよう!!
1998年勝ち馬「マイネルラヴ」
現表記2歳でデビューし、2歳チャンピオンを決める朝日杯3歳S(GⅠ)で2着に入る。これは、勝ったグラスワンダーが、レースレコードを記録しており、2着でも評価が上がったレースとなった。明け3歳では、適性距離の関係でクラシック競争は出走せず、1400m~1600mのレースに出走するも、勝ちきれないでいた。
しかし、武豊とコンビを組んで2戦目のセントウルステークスで初重賞勝ちを記録する。続くスワンSでは、レース中のアクシデントもあり7着に終わる。そのため予定していたマイルチャンピオンシップを回避し、ぶっつけ本番でスプリンターズステークス(GⅠ)に挑戦。
騎手も武豊がお手馬シーキングザパールに騎乗するため、吉田豊に乗り替わる。しかし、タイキシャトルやシーキングザパールなどの実力馬などを抑え、初GⅠ勝利を手にする。
翌4歳になると、ドバイ遠征を予定するも、ダートの適正がなく回避するなど、調子が今ひとつだった。それでも4月のシルクロードSに勝利し、復活を遂げたかに見えたが、その勝利を最後に、故障や暴れ癖などがひどくなり、現表記5歳で引退し種牡馬となる。
種牡馬として、重賞勝ちのあるマイネルハーティー、ゲットフルマークスを輩出するも、2012年に放牧地で故障し、安楽死の処置が取られた。
果たして、名馬の切符を掴むのは、どの馬か⁉セントウルステークスの発走は、9月13日 中京競馬場 11レース 15時35分予定。
公開日:2020.09.12