フローラSを勝ち上がったサンテミリオン
今週から東京競馬場でのレースが始まり、さっそくオークスのトライアルレース、G2フローラSが開催される。
フローラSで2着までに入れば、オークスへの優先出走権(2018年より2着まで、それ以前は3着までだった)を獲得できる。
だが近10年でフローラS組がオークスを勝ったのは、2010年にサンテミリオン一頭(アパパネと1着同着)のみと、桜花賞組に比べて圧倒的に分が悪い。
桜花賞当日に行われる忘れな草賞よりも勝率が悪い結果となっている。
(近10年で、桜花賞組7勝、忘れな草賞組3勝、フローラS組1勝)。
以上の結果、オークスはローテーションの間隔を空けた方が有利なことが分かる。
とはいえ、フローラSから名牝が生まれないかと言えば、そうではない。
ここではフローラS勝馬の名牝を紹介しよう
1990年 キョウエイタップ
同じ年の1990年のエリザベス女王杯を勝ちG1馬の仲間入り。
2006年 ヤマトマリオン
芝では2006年のフローラSが最初で最後の重賞勝ちとなるが、その後5歳時にダートへ転向。
初ダート重賞の東海Sを勝ち、その後交流重賞を2勝。芝・ダート重賞を計4勝挙げた名牝。
2017年 モズカッチャン
キョウエイタップと同じく、フローラSに出走した年にエリザベス女王杯を勝ち、G1馬に。
果たして今年の勝馬から、未来の名牝が生まれるのか?
発走は、4月26日 東京競馬場 11レース 15時45分予定。
公開日:2020.04.25