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【府中牝馬S勝馬】2クラス格上挑戦で勝利し、後にマイルG1を連覇したノースフライト!

Text:あもあもだいち

今年も濃いメンバーが揃った府中牝馬S

 JRAの有観客が始まって、2週目の週末となる土日。日曜日の秋華賞では、デアリングタクトの史上初牝馬クラシック無敗3冠達成について、かなり注目度が高いが、土曜日の府中にも注目すべき女の戦いが開催される。

 それは府中牝馬ステークス(GⅡ)だ。このレースは2014年から1着馬にエリザベス女王杯への優先出走権が与えられている。古馬牝馬路線では重要なレースとなっている。

今年は例年に比べて出走頭数が8頭と少ないが、阪神JF(GⅠ)を勝ったダノンファンタジー、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー、前走の京成杯AHを勝ったトロワゼトワルなど、小頭数ながら濃いメンバーが出走を予定している。そこで、この府中牝馬Sを勝った名牝を紹介しよう。

1993年勝馬「ノースフライト」

 デビューは現表記の3歳5月と遅めであった。しかし、デビュー戦で2着に9馬身差をつけ勝利、続く2戦目も8馬身差で勝利し、一躍秋のクラシック戦線に名前が挙がることに。

 だが牝馬3冠目のエリザベス女王杯(当時は秋華賞がなく、3冠目レースがエリザベス女王杯であった)を目標に出走した条件戦で、5着と負けてしまう。

 このままでは賞金が足らず、エリザベス女王杯に出走できないため、2クラスの格上挑戦と厳しい条件のなか、府中牝馬Sに出走。そこで逆境を跳ね除け勝利し、エリザベス女王杯に出走を決める。 レースでは、一時トップに立つもホクトベガにかわされ、惜しくも2着となる。

 古馬になると適正距離を考え、マイル中心のレースに参戦し、同一年に安田記念(GⅠ)とマイルCS(GⅠ)を勝利し、ニホンピロウイナー以来9年ぶり2頭目、牝馬としては初となる、同一年マイルGⅠ連覇の記録を挙げる。その後は繁殖牝馬として生活を送った。

 産駒に目立った活躍馬はいないが、その中でも1998年産駒のミスキャストが、2001年にプリンシパルステークスを勝ち、その後は種牡馬となり、2012年に天皇賞(春)を勝ったビートブラックを輩出した。

 2011年には、繁殖牝馬も引退し、2018年まで功労馬として余生を過ごし、2018年1月22日に心不全のため永眠。

果たして、ノースフライトに続く名牝誕生となるか⁉ 発走は、10月17日 東京競馬場 11レース 15時45分予定。