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多くのGⅠ馬を送り出したジャングルポケットが初めて勝った重賞、札幌2歳ステークス!

Text:あもあもだいち

札幌2歳Sは後のG1馬を数多く輩出

 早いもので、今週で夏競馬が終わる。来週からは、中山競馬場、中京競馬場で秋競馬が始まる。
夏競馬の最後は、札幌、小倉の2歳重賞と新潟記念の3つの重賞が行われる。どれも熱い戦いが予想される。

 その中でも多くのGⅠ馬を輩出した出世レース、札幌2歳ステークスが要注目!! 恐らく、人気の1頭になるであろう武豊騎乗のピンクカメハメハ。父は2戦目でGⅠ朝日杯FSを制したリオンディーズだ。勝てばリオンディーズ産駒初のJRA重賞勝馬となる。

 その他、ゴールドシップ産駒のウインルーア。クロフネ産駒のソダシ。キズナ産駒のバスラットレオンなどが、この出世レースの勝利を狙っている。果たして、どの馬が後世に名を残すのか?

 

 その前に、今回は札幌2歳ステークスを勝ち、その後GⅠ馬となった1頭を紹介しよう!!

2000年勝馬「ジャングルポケット」

 札幌の新馬戦でデビュー。8頭立てと少ないながらも、後に全頭が勝ち上がりを決めたハイレベルなレースで勝利。

 続く2戦目の、札幌3歳S(現表記:札幌2歳S)を勝ち、重賞勝馬の仲間入りを果たす。翌年はクラシックに参戦。1戦目の皐月賞はゲートが開いた直後の躓きが響き3着になるも、続く日本ダービーで巻き返し、21世紀初のダービー馬となる。

 クラッシク最後のレース菊花賞では4着になるも、続く初の古馬GⅠ競走ジャパンカップで勝利し、GⅠ2勝目とする。

 古馬(4歳以降)になると故障がちとなり、現表記の4歳時に出走した有馬記念を最後に引退し種牡馬に。

 種牡馬としては、天皇賞(春)を制したジャガーメイル、菊花賞を制したオウケンブルースリ、天皇賞(秋)を制したトーセンジョーダンなどのGⅠ馬を輩出。

 現在22歳になるが、種牡馬生活を続けている。さらに多くの活躍馬を輩出することが期待出来る息の長い馬となっている。

 ジャングルポケット以外に、2005年勝馬のアドマイヤームーンはドバイデューティーフリー(GⅠ)などGⅠを3勝。2008年勝馬のロジユニヴァースも後に日本ダービーを制覇するなど、勝てば出世コースに乗るであろう、札幌2歳ステークス。

 発走は、9月5日 札幌競馬場11レース 15時25分予定。

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