グランプリ制覇の名馬たち
6月28日(日)、春の総決算レース宝塚記念が行われる。
昨年の勝馬リスグラシューは既に引退したが、今年もG1馬8頭による豪華レースだ。
2019年日本ダービー馬サートゥルナーリア、前走の大阪杯勝馬ラッキーライラック、香港ヴァーズ勝馬グローリーヴェイズの3頭らを筆頭に、フルゲートの18頭が宝塚記念制覇を狙う。
これまでの宝塚記念を勝った個性派名馬を紹介する。
スピードシンボリ
1970年勝馬。クラシックは制覇出来なかったが、重賞通算12勝を挙げ、オグリキャップ・テイエムオペラオーと並ぶ中央競馬最多記録を保持している。
そして、いまから51年前の1969年に、日本調教馬による凱旋門賞を挑戦した初の馬でもある(結果は着外)。
凱旋門賞に挑戦した翌年の現表記7歳で宝塚記念を制覇。その年の引退レース有馬記念も勝ち、史上初の有馬記念連覇を達成。史上初のグランプリ3連覇を達成した名馬。
イナリワン
1989年勝馬。デビューを地方の大井競馬場で果たし、以降15戦を走り、地方最後のレース東京大賞典の勝利を手土産に、JRAへ移籍。
移籍した1989年に、天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念を制覇。スピードシンボリ以来29年振りの春秋グランプリ連覇を達成し、年度代表馬にも輝いた野武士。
ゴールドシップ
2013年、2014年勝馬。皐月賞、菊花賞とクラシック2冠も達成し、G1通算6勝を記録。
宝塚記念、唯一の連覇馬。3連覇をかけて臨んだ2015年。ゲートが開いた瞬間立ち上がり、出遅れてしまい15着の惨敗を喫するも、ファンに愛された葦毛の賞金王(芦毛馬によるJRAのGI最多勝利数、最多獲得賞金額の記録を保持)。
果たして、今年はどの馬が歴史に名を残すのか!?
発走は、6月28日 阪神競馬場11レース 15時40分予定。
公開日:2020.06.27