柔軟性トレーニング⑤前足トップ&フォロースルー
【ナゼやるの?】投球動作では前足を着いてからトップを作ることでお腹が引き伸ばされる。そこからフォロースルーに向かう中で強い力を発揮する感覚を養う。
両手をクロスさせ肩のラインでバーを持つ。ランジの姿勢をとり、骨盤を動かさないように肩を右へ回していく。
膝が割れないように注意する。骨盤を回さず、胸郭だけで90度以上回れるのが理想。トップを作るイメージで。
【CHECK!】
胸郭が硬い人は前足を踏み出してトップを作る際(前足トップ)、45度以下しか回れない(写真左)。45度から90度未満なら「△」(写真中央)、90度行けるようになれば「○」(写真右)。バーは斜めにならず、肩のラインと並行に。肩が回らず、バーだけ回るのはNG。
トップの状態を作ったら、次はフォロースルーのイメ ージで左方向へ回っていく。肩を回して90度以上行けるのが理想。
フォロースルーのスペースが十分にできる胸郭の柔らかさを獲得することで、身体動作的に外角に投げやすくなる。
出典:『革新的投球パフォーマンス』高島誠
『革新的投球パフォーマンス』
著者:高島誠
「高校生なら誰でも140km/hを投げられるようになる」という命題に明確な回答をする超実践本!近年成長著しい広島県私立武田高校で強化メニューを担当するトレーナーの高島誠の下には、山岡泰輔投手や高橋礼投手というプロの投手たちもシーズンオフにトレーニングにやって来ます。高島はどんな指導をして成長に導いているのか。その考え方や練習&トレーニング方法を写真とQRコードで詳しく解説!
公開日:2021.12.08