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日本初となる心理職の国家資格〝公認心理師〟とはどういう仕事?【臨床心理学】

Text:湯汲英史

国民の心の健康を守るため2017年に誕生!

臨床心理学を学び、その専門家として公的に「心理職」と認められた人たちを「臨床心理士」や「公認心理師」と呼びます。前者は1988年に認定が始まった民間資格、後者は2017年に新設された心理職としては初となる国家資格という違いがあります。

そのため、名称としては歴史のある臨床心理士のほうが有名なのですが、公認心理師の8割が臨床心理士の資格も持っていること、今後は国家資格である公認心理師が臨床心理学を専門とする心理職としてのスタンダードになっていくと予想されることから、本書では公認心理師を臨床心理学の専門家の呼称として使用しています。

公認心理師は『公認心理師法』によりさまざまな規定が定められており、資格を取得するためには、必要な科目を履修できる教育機関を卒業するなどして受験資格を満たし、かつ「公認心理師試験」に合格しなければなりません。試験に合格できれば、登録申請を行うことで公認心理師の資格を取得することができます。

を取得することができます。また、同法第44条で、公認心理師の資格を持たない者は、「公認心理師という名称を使用してはならない」「名称中に心理師という文字を用いてはならない」と規定されており、違反した場合は罰金刑に処すと定められている「名称独占資格」となっています。

公認心理士になるには?【臨床心理学】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』監修/湯汲英史

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』
監修:湯汲英史

ADHDや学習障害、統合失調症やパニック障害などの言葉を耳にする機会はありますが、なんとなく心やメンタルの不調・病気と捉えてしまいがちな臨床心理学の分野。しかし紐解いていくと実はそれぞれの症状には特性や原因があり、子どもが抱えやすいのものから大人が抱えやすいものまで様々です。また、ストレスが原因で自分では気づかないうちに発症してしまうものも。本書ではそんな一見理解し難い「心の問題」の特性や症状を図解でわかりやすく解説します。最も大切なことはしっかりと特性を理解して自分と、そして他人と向き合うことです。「自分は他人がふつうにできることができない」「職場のあの人はどうも変に感じる」「子どもがじっとしていてくれない」こうした日常のもやっとした感情も、臨床心理学を知ることで理解が深まります。また、実際に現場で心の病気を抱えた人と向き合う公認心理士師の仕事についても紹介します。臨床心理学を通して「心の問題」について知ることで、自分や他人の特性がわかり、周囲と上手に付き合っていく方法を知ることができる一冊です。

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