運動(試合)後の補食とタイミング゙
運動後の補食は試合などで使ったエネルギー源を補給し、ハードな運動で傷んだ筋線維を修復するということを意識してとるようにします。
基本的なことは運動前の補食と変わりませんが、補食をとった後に食事が控えているということを忘れず、適量にしておくことが大切です。
運動後2時間以内を目安に食事をとることができると良いのですが、その間にやはり補食で「つなぐ」ことを考えましょう。
運動前と違う点としては、タンパク質を意識した補食にするというところです。
タンパク質は筋線維を修復させるために欠かせない栄養素ですので、たとえばおにぎりであれば鮭やおかか、ツナマヨネーズなどタンパク質を含むものを選んだり、コンビニなどでも手軽に買える肉まんやゆでたまご、サラダチキンなどを補食としてとったりするようにします。
これにプラスして自分の好みに合った飲み物を選び、水分補給もあわせて行います。
特に酸味のあるグレープフルーツジュースは胃腸を刺激し、食欲増進につながります。
食事前に適量飲むことで、食事量を増やすことが期待できます。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.09.13