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パッティングの距離感を養う素振り練習法とは?【うねりスイング 実戦ラウンド編1/三觜喜一】

Text:三觜喜一

ボール3つで距離を打ち分ける練習が距離感を養う

距離感を養う練習をもうひとつ紹介しましょう。

ボールを3つ並べます。まずは何も考えずに打ち、2球めは1球めよりもやや強めに打ちます。

そして3球めはさらに強い感覚で打ちます。

このようにして3球打ったときにボールがどこに止まるかをチェックするのですが、結果がバラバラだった場合は感覚が出ていないということになります。

理想的には1カップほどの幅で打ち分けられるといいのですが、かなり難しいので最初は1メートル感覚で打ち分けられるように練習してください。

2球めは1球めを1メートルオーバー、3球めは2球めを1メートルオーバーするように打ちます。

うまくできればボールは斜めの位置関係に止まります。

メートルがうまくできたら徐々に幅を狭めていき、最終的には1カップ幅で打てるまで練習します。

こういう練習をスタート前にやっておくと、その日のグリーンに対する距離感がさらに研ぎ澄まされますし、距離を打ち分けられるベーシックな能力が高まります。

アマチュアは距離感を振り幅で合わせようとしますが、そういうことではありません。

大事なのはしっかりヒットすることであり、距離を合わせるのはストロークのスピードでありイメージの力なのです。

出典:『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』著/三觜喜一

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。

【書誌情報】
『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』
著者:三觜喜一

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