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バンカーショットはバンスの使い分けがキモになる理由とは?【うねりスイング 実戦ラウンド編2/三觜喜一】

Text:三觜喜一

ソールのどこを砂にぶつけるかが重要

バンカーショットで大切なのはバンスの使い方です。私はサンドウェッジのソールのリーディングエッジに近い部分を1番、真ん中を2番、バックフェースに近い部分を3番、ヒール寄りを4番というように4つに分けて考えていて、状況に応じて使い分けています。

まず1番は目玉などボールが沈んでいるとき、または砂が硬いときに使います。フェースを閉じたり強めのハンドファーストに構えて、クラブをしっかりボールの下に届かせるように打つわけですね。

・1番を使う打ち方
砂が硬かったり目玉でクラブヘッドがボールの下に入っていきずらい状況では、ソールのリーディングエッジに近い部分から打ち込みます。フェースを閉じたり、ハンドファーストをきつめにすることで、1番から着地しやすいアドレスをつくり上から鋭角に打ち込みます。

2番はアプローチのように打つ場合に使う部分ですが、実際にはさほど使用頻度は多くありません。

・2番を使う打ち方
アゴが高くないなど難しい条件がなくアプローチのように打つ場合には、ソールの真ん中の2番を使います。

シャフトに角度をつけずスクェアに構えて打つだけですが、実際にはそのようなやさしい状況はなく意外と使わない部分かもしれません。

3番はフェースを開いたときに使う部分で、アゴが高いときや砂が柔らかいときなどによく使います。

・3番を使う打ち方
フェースを開くとバックフェースに近い部分が突起しますが、これがいわゆるバンスであり最もよく使う箇所です。

アゴが高いときはもちろん、砂が柔らかくてクラブヘッドが深く入りすぎてしまうような場合は、フェースを開くことでザックリのミスを防ぎます。

4番は砂が硬かったり目玉の状況でもボールを高く上げたいときに使う部分で、アマチュアは使いませんがプロはここを多用します。

・4番を使う打ち方
たとえば砂が硬かったり目玉、またはボールの後ろにクラブを通すスペースがさほどないような場合に使います。フェースを開き、なおかつヒール側からアタックすることでボールを浮かせます。

このようにソールのどこから砂にぶつけるかがバンカーショットの技術なので、打ち方の基本は砂が飛ぶように打つことです。

よく砂を切るように打つと誤解しているアマチュアがいますが、それだと砂は飛ばせませんしボールも飛びません。

たとえバンカーショットといえどもフェースは返す必要があり、左腕を旋回してクラブのトゥが浮くようにクラブヘッドを回します。

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。

【書誌情報】
『うねりスイング 実戦ラウンド編2 アイアンショット・バンカーショット40の最強ワザ』
著者:三觜喜一

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