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食物繊維が肥満と腎機能の悩みを一気に解決する!食物繊維が豊富な食材とは・・・?【図解 腎臓の話】

Text:上月正博

食物繊維で腎臓の負担を軽減

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、食物繊維の摂取目標量は成人男性で1日21グラム以上、成人女性では18グラム以上とされています。この数字だけを見ると、目標量の確保は簡単そうに思えますが、たとえばこれをレタスに換算すると毎食2玉以上、1日合計2キロ(6~7玉)は食べなければならない計算になります。

食事の付け合わせに小鉢のサラダを食べるくらいではまったく話になりませんね。食物繊維をたっぷり摂ることで肥満を防ぎ、腎臓の負担を減らすことができますが、ただ漫然と野菜を食べているだけでは十分な量を確保することはできません。

普段よく食べる野菜のほかにも海藻やきのこ、豆類、果物など食物繊維を豊富に含む食材はたくさんあります。比較的手に入りやすく身近な食材で、かつ食物繊維の豊富なものを下図にまとめてありますので、メニューを考える際の参考にしてみてください。

なお、これらの食材のうち、海藻やきのこ類は低カロリーでヘルシー。乾燥きくらげやケール、緑茶などに多く含まれる水溶性食物繊維にはコレステロールの吸収を抑える働きがあります。揚げ物や肉料理を食べる時にはこうした食材をプラスすることで、腎臓にやさしい食事を心がけましょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』著/上月正博

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』
著:上月 正博

血液をろ過する、尿をつくる、水分や塩分、ミネラル量などを一定に保つなど、数々の重要な役割のある臓器『腎臓』。普段はあまり意識することはないものの、人間の体の中で非常に大きな役割を果たしています。しかし、加齢をはじめ、生活習慣病などで悪くしてしまうと、人工透析が必要になってしまうなど、健康寿命に直結する臓器でもあります。本書ではそんな腎臓を長く健康に保つために、腎臓の名医による、腎機能を正常に保ち、いつまでも健康でいられるコツを紹介します。『そもそも腎臓の役割って?』という基本的な知識はもちろん、1300万人以上いるといわれる『慢性腎臓病(CKD)』の話、さらに自分や家族に使える『腎機能を高める食事法』、『透析中もできる『腎リハ』』などをイラスト、図解でわかりやすく解説します。人生100年時代を長く健康に生き抜くために誰でも参考になる一冊です。

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