「言葉で伝えろ」というアドバイスは実践しなかった
2020年、初めてのメジャーリーグに挑戦した秋山翔吾。
残念ながら、左ピッチャーが先発の時にスタメンを外れることが多かった。
とはいえ、秋山翔吾の頭には「シンシナティ・レッズは自分のために何億円も使った」という事実が大きくあった。
「何億円も使ってもらった選手なのだから、右ピッチャーからしか打てない選手」ではダメだという気持ちが強かったという。
そんななか、首脳陣に「左ピッチャーでも自分を使ってください」と言葉で伝えろという周囲からのアドバイスもあったという。
しかし、それは横暴だと思ったという秋山翔吾。
プレーで見せるために、試合で左ピッチャーの打席に立てないのなら、バッティング練習時に左の打撃投手が投げているとき、積極的にそこに打ちに行くようにした。
それによって首脳陣に「左ピッチャーから打つ準備をしている」というアピールの仕方を試みたという。
※逆光で画面が暗目になっています。
公開日:2021.03.26