※2月24日の収録です
2021年のシーズン途中にDeNAからロッテに移籍した国吉佑樹に関して。
移籍前のDeNAでは18試合に登板して防御率5.16という成績で安定性を欠いていた。
しかし、6月にロッテに移籍すると大活躍。終わってみれば25試合に登板、2勝2セーブ17ホールド、防御率1.44という好成績を残した。
この要因を松中信彦さんに分析してもらった。
おおまかにセ・パ・のバッターの違いを記すと、
セ:ボールをしっかりと見極めて、甘い球をミートしてくる
パ:とにかくブンブン振ってくる、少し甘く入ればスタンドに一直線
国吉佑樹の得意球であるスライダーやフォークをセ・リーグのバッターは見極めて振ってくれない。
そうするとフォアボールが増えて自滅してしまうということがDeNA時代は多かったという松中信彦さんの印象。
しかし、ロッテに来てパ・リーグのバッターとなら多少のボール球でもブンブン振ってくれるのだから自滅する可能性が低くなった。
その代わり、力と力の勝負になる。
しかし、国吉佑樹は160km近いストレートを投げられる。
だから、移籍初年度の2021年の好成績は予想していたという松中信彦さんだ。
しかし、プロ野球という世界は活躍すれば翌年は徹底的に研究されるもの。
2022年は開幕時は1軍だったが、4月からファーム暮らしが長くなってしまった。
そのファームでも防御率が二桁という苦しい状態。
まだまだ30歳、何かキッカケを掴んでまた1軍でバリバリ投げる国吉佑樹に期待したい。
公開日:2022.09.06