自分が生き残る可能性を考えてしまうもの
成瀬善久投手がロッテに入団した2年目の2005年。
1年目に続き、2年目も1軍での登板はなかった。
高卒2年目なので、そこまで焦る必要はないと思うが、本人の心中は違った。
その2005年はロッテが日本一。
チームには二桁勝利先発投手が6人いた。
清水直行、渡辺俊介、小林宏之、小野晋吾、久保康友、セラフィニ。
まさにロッテの黄金期と言っていい時期であるが、チームが日本一になったときに成瀬善久投手は思ったという。
この6人が盤石なので自分が先発ローテーションに食い込む余地はなく、あと数年後にクビになるだろうなと…。
チームが日本位置になっても喜べない状況。今でも変わらない2軍の選手の本音だろう。
公開日:2021.04.09