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二桁勝利投手6人を擁して日本一になった2005年のロッテ、入団2年目の自分は近いうちにクビだと思った。《96勝左腕・成瀬善久オンライントーク》

自分が生き残る可能性を考えてしまうもの

成瀬善久投手がロッテに入団した2年目の2005年。

1年目に続き、2年目も1軍での登板はなかった。

高卒2年目なので、そこまで焦る必要はないと思うが、本人の心中は違った。

その2005年はロッテが日本一。

チームには二桁勝利先発投手が6人いた。

清水直行、渡辺俊介、小林宏之、小野晋吾、久保康友、セラフィニ。

まさにロッテの黄金期と言っていい時期であるが、チームが日本一になったときに成瀬善久投手は思ったという。

この6人が盤石なので自分が先発ローテーションに食い込む余地はなく、あと数年後にクビになるだろうなと…。

チームが日本位置になっても喜べない状況。今でも変わらない2軍の選手の本音だろう。

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