調整登板といっても全力で投げてはいるが…
2軍で打たれたピッチャーが、その直後に1軍で好投することが多々ある。
これはどういうことなのか?
成瀬善久投手に聞いてみた!!
大きな理由は「2軍の若手バッターのデータは少ない」から。
データのないバッターに対してストライクを取りにいった球をホームランされるというのは日常茶飯事。
決して全力を出していないとか、軽く投げているとかいうことではない。
しかし、1軍のバッターへは過去のデータを有効利用してしっかりと抑えられる。よく「投球術」と言われる技術だ。
プロ野球は過去データをいかに有効利用するかで勝敗が変わる。これが現実だ。
1軍で活躍していたピッチャーが怪我や不調で2軍に落ちることがある。
そこでの調整登板で打たれると、ファンは軽々しく「このピッチャーは2軍でも打たれるようになったから終わりだな」なんて口にするものだが、それは全く違うと成瀬善久投手は教えてくれた。
公開日:2021.06.13