※6月14日の収録です
中日ドラゴンズ・根尾昂がピッチャー登録になったことに世間の意見は様々だったが、里崎智也さんはどう考えていたのか聞いてみた。
まず、本人が納得しているなら周りがとやかく言う必要のないことと里崎智也さんは言う。
問題なのはピッチャーへの適正ではなく、野手として3年以上やってきて結果が出せていないという現実を見ないといけないと話す。
そうすると、野手としてどこのポジションをやらせるにしろ中日ドラゴンズは他の若い選手が台頭してきて、根尾昂が胸を張ってレギュラーだというポジションが無くなってきているのだ。
外野では岡林勇希が出てきた。
パンチ力のある鵜飼航丞も使いたい選手の一人。
ショートでは三ツ俣大樹、溝脇隼人、髙松渡といったところがいる。
そうすると、チーム内バランスを考えると野手として根尾昂の優先順位は決して高いものではなくなってきた。
それならばピッチャーで地位を確立するほうが可能性が高いという判断だろうと里崎智也さんは分析する。
すでに150kmが投げられる素材、もっと練習を積めば155kmくらいは投げられるようになってもおかしくはない。
速いだけで抑えられるわけではないが、ピッチャーに専念すれば投球術も学ぶ時間ができる。
そうすれば中日ドラゴンズで不動のセットアッパーとして活躍した浅尾拓也のようになれるかもしれないという確率にチームは賭けたのだろう。
入団当初は福留孝介を目指していたかもしれないが、途中で目標が代わることだってある。
中日ドラゴンズファンは来年の投手・根尾昂に大いに期待しよう。
公開日:2022.10.02