動画が簡単に撮れることで見た目ばかり重視してしまうと、もっと大切な《自分の感覚》を忘れてしまう!
現在は独立リーグチーム・福島レッドホープスでコーチを務めている館山昌平さん。
練習時の動画撮影、そしてその動画の活かし方について話してもらった。
昔は簡単に練習時の動画を撮るようなことはできなかったが、今はスマホ一つで可能になった。
それがもたらすメリットは大きいが、デメリットもあると館山昌平さんは言う。
そのデメリットとは「見た目としてキレイなフォームが良いフォームとなってしまいがち」ということだという。
本来はそこに感覚という判断材料も入れなくてはいけない。
例えばピッチングフォーム。動画としてはキレイに見えるピッチングフォームでも本人が感覚的にしっくりきていないピッチングフォームだったらそれはダメなフォームなのだ。
野球は見た目の良さを競う「採点競技」ではない。
とはいえ、福島レッドホープスでも決して練習時の動画撮影を禁止しているわけではないという。
むしろ積極的に撮ったものを見て、良い感覚だったときは「良い感覚だった」というコメントを動画に残すことが自分を最も成長させる材料になるはずだと館山昌平さんは話してくれた。
公開日:2022.11.09