いつでもどこでもスムーズに発注を。流通の心臓部、「SSKネット」とは
-ネットだけでなく、さまざまなことを手掛けているのですね。
「ネットだけでは足りないですね。ネットは1つのタッチポイントでしかないんですよ。初動の部分でパッと見て、”こんな商品があるんだな”って思ってもらうことは大事なのですが、最終的にラストワンマイルはお客様に得意先様(=小売店)のところへ行っていただくことになる。その時に、ネットで得た情報と同じ商品を見つけるためには当然アイキャッチが必要になってくる。それが”店頭演出”です。お客様が”僕が思っていた商品がここにある””ネット情報と同じことがここに書かれている”ということがわかるようなものが必要なので、そこまでの導線と、行きついたゴールの手前の部分。購買の最後の一押しができればと、演出物を作っています。そこまで一貫してやらないと、別々の人がやると何かずれが生じるような気がするんです」
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-客目線でいうと、欲しかったものが店頭にあって”いいな”と思った時の感動ってすごい気がします。
「そこにずれがあってもいけないですからね。”ネットで見たときは欲しいと思ったけど、実際はこんなんなんだ…”っていうギャップがあってはいけません。情報が全てネットに詰まっているわけではないし、一番は店に行って商品を触ることだと思います。SSKが一押しだとネットで言っておきながら、店に行くとその他大勢で置いてあったらがっかりするじゃないですか」
-確かに。買うモチベーションが下がるかも…
「あとは店員の最後の一押しですよね。SSKの担当者が展示会場や営業活動の中で”このバットはこんな特性があるんです””お客さんが来た時にはこんな風にプレゼンしてください”と小売店に伝える。そして店員が実際にお客さんにそこを語ってあげる。これはもうネットにも演出物にも書いてない情報です。そこで初めてお客様が満足して、じゃあ商品を使ってみようとレジに向かうんです」
-お客様という”点”とお店という”点”、そういったものをつなぐ”線”がスポーツ流通業の役割なんですね。
「上手いこと言ってくれましたね。そういう表現でお願いします(笑)」
【インタビュー】株式会社SSK 中原幸和
◆経歴◆
1969年3月生まれ、愛媛県出身。二松学舎大学卒業後、株式会社SSKに入社。大宮支店(埼玉)営業部、物流センター(埼玉)、東京支店営業部を経て、大阪に赴任。大阪の営業部時代にネット通販を担当したことから、ネット推進事業部(現・トータルコミュニケーショングループ)に異動し「SSKネット」の運用を任される。A型の牡羊座。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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公開日:2020.04.03