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トレーナーの第一人者/齊藤邦秀が舵を切ったフィットネスへの決断とは?

”アスリート指導”から”フィットネスへ”。時代の先を読んだ決断とは

ーその後32歳で独立し、アスリート指導から一般の方向けのフィットネスへと舵を切ります。どんなきっかけがあったのでしょうか。

「もちろんその会社で得るものも大きく、トップアスリートや芸能関係も担当出来てブランドもありました。でももっと高齢社会になってくるし、一般の方々が体作りやいろんなことをやる時代が間違いなく来ると確信していたんです。というのも会社にいる6年間の後半は一般の方向けのトレーニングの提供やフィットネスクラブへの指導をやりはじめていて、手ごたえを感じた。だから飛び出すことに決めたんです」

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ー実際フィットネスの世界に飛び込んでみて、いかがでしたか。

「想像以上に一般の方々からの需要があるなということでした。膝や肩、腰の痛みに関して、病院での治療や治療院での施術しか考えていなかった人が多くて、自分自身で体を整えるということを全く知らない人たちが多かったんです。これはもっともっとやれるな、と当時思いましたね」

ー今でこそフィットネスに取り組む人が増えましたよね。

「フィットネス業界がトレーニングに関してしっかりと考えるようになったのは、多分2000年の中盤くらい。パーソナルトレーナーをおそらくたくさん配置するようになったことですね。それまでのフィットネス業界のオペレーションというのは、月会費をお客様からもらって、ジムを使ってください、プールで泳いでください、スタジオでレッスンしてくださいという感じでした。でもパーソナルトレーニングは月会費の中だけだとやれないような価値の高いものを提供していく。それができるようになったからこそ、フィットネス業界が膨らんできたんだと思います。ヨガやピラティスが普及してきたのもその頃です」

【インタビュー】有限会社Wellness Sports代表 齊藤邦秀

◆経歴◆
1972年、山形県生まれ。有限会社Wellness Sports代表。NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会) JAPANエグゼクティブオペレーショナルチーフ。東京学芸大学教育学部生涯スポーツ専攻運動処方専修卒業。学生時代からスポーツトレーナーとしての活動を始め、卒業後に本格的にトレーナーの道に進んだ。2004年に32歳で独立し、Wellness Sportsを設立。現在は、運動・栄養・ストレスマネジメントを統合させた「ライフスタイルコーチング」を提唱し、個人へのトレーニング指導だけでなく、医師や理学療法と連携したメディカルフィットネスプログラムの開発、企業の健康経営のサポート、行政・学校での講演、トレーナー育成、メディア出演などさまざまな活動を行っている。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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