受注から発送まで、全てアナログ!業界の今と昔
ー中原さんがSSKに入社したのが平成3年。28年間で感じてきたスポーツ流通業の変化はありますか。
「全然違います。まずSSKネットというものもなかったので、商品の発注が当然ながら電話やFAXが主流でした。その分、ずっと電話越しでやり取りしているので、得意先とのコミュニケーションをとる時間はたくさんありました。今は私は営業ではないですけど、電話なんてほとんどかかってきていないです」
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ー確かに今御社の会議室でインタビューしていますが、電話のベルの音は聞こえてこないですね!
「注文を受けるのも電話ばかりで、受けた注文を紙に書いて、端末に向かってそれを打っていく。当時は商物も一体だったので、注文を打ち終わると自分で商品を品出しに行って自分で梱包もして、経理に行って納品書を出してもらってセットして宅配便に出すっていう。全てをやっていました。私が若い頃が、最後の時代でしたけど」
ーそれは大変!
「その後商物が分離されて、そのあとにインターネットが発達したので、SSKネットができて、受発注の部分もだんだん少なくなってきて電話応対がどんどん減ってきた。でもそれ以外の仕事、たとえば口頭でしか伝えられないようなことなどは残っていますので、チーム対応ですね」
ー28年間で一生忘れられないという失敗談はありますか。
「ありますあります。得意先に納品したものが思っていたのと違った時に、電話の時代だと、”赤頼んだのに!””いや、黒ですやん”って水掛け論になってしまったり。部下が電話番をしていた時に発注を間違えて納期遅れが発生したので、お詫びに行ったときとか、そういうこともたくさんありますし。ミスで一番多いのは発注ミスですね。でもそれがSSKネットだと、ミスがないんです。また、商品の品出しや検品のミスもほとんどなくなり99.999%誤発注がない状態まで来ていますので、頭を下げに行くという機会は昔に比べるとずいぶんと減りました」
【インタビュー】株式会社SSK 中原幸和
◆経歴◆
1969年3月生まれ、愛媛県出身。二松学舎大学卒業後、株式会社SSKに入社。大宮支店(埼玉)営業部、物流センター(埼玉)、東京支店営業部を経て、大阪に赴任。大阪の営業部時代にネット通販を担当したことから、ネット推進事業部(現・トータルコミュニケーショングループ)に異動し「SSKネット」の運用を任される。A型の牡羊座。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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公開日:2020.04.22