「与えられる」から「成長しあう」へ。これからのチームとスポンサーのあり方
ー「スポンサー」への考え方について、日本と海外では違うという話を聞いたことがあります。
おそらく今までの日本の基本的なビジネスモデルとしては、協賛金をもらってチケットをお渡しする、そして応援してもらう、というものでした。海外の考え方は、企業と企業がウィンウィンの関係を作ることを重要視していて、私もその価値観を持っています。我々で言えば茨城ロボッツさんがオシャレなユニフォームを着ることによってイメージが上がる。ロボッツさんが活躍することでアダストリアの知名度も上がっていく。そういう関係値をお互い作っていくことが大事です。
プロ野球/Jリーグの現場で働ける求人情報多数掲載中!→
スポーツ業界の求人情報を見る
ーそういう考え方は、山田さんはどこで身につけられたのですか。
前職のナイキジャパンで身につけさせていただいたところが大きいかなと思っています。「表現をしていく」ということは、単体ではなかなかできないことがすごくいっぱいあります。他の力を借りて、自分たちが持っているところをより強くしていく。足りないところも補ってもらうという関係値がお互いにできていったら、スポーツビジネスはもっともっと大きくなる可能性というものを秘めていると思いますし、まだまだ可能性があるんじゃないかと感じています。
ー実際に茨城ロボッツのスポンサーになって反響もあると思いますが、会社の未来として今後はどういった成長・効果が期待できそうとお考えですか。
時代はどんどん変化しています。健康志向など、スポーツがみなさんにとってかけ離れない存在になってきています。スポーツをするときには、ウエアを着たりとかオシャレをしたいと思っている人もたくさんいます。そういう意味では「スポーツ×ファッション」のポテンシャルは非常に感じますね。例えば、ヨガとかランニングというものにもまだまだ可能性があると思っていますので、そういったところを通して今後も活動出来たらと考えています。
【インタビュー】 株式会社アダストリア 山田一成
◆経歴◆
1969年、富山県高岡市出身。1992年に日本ノルディカ株式会社に入社し、セールス・マーケティングを担当。1997年にナイキジャパンに入社。セールスオペレーションやマーケティング、バスケットボールのカテゴリービジネスマネージャーを務めた。2017年、現在の株式会社アダストリアに入社。ラグビーが大好き。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
↓プロ野球/Jリーグの現場で働ける求人情報多数掲載中!↓
スポジョバは、2019年8月23日にリリースしたばかりのスポーツ業界に特化したマッチングサービスです。スポジョバのサイト内には、スポーツ業界の求人情報を中心としつつ、特集記事やセミナー、イベント情報も掲載します。「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。
公開日:2020.05.05