三国志

三国志最強の男・呂布が登場【図解 三国志】

呂布が方天画戟を手に威圧す 董卓は、姓が董、名は卓、字を仲潁と言う。前将軍で西涼刺史だが、黄巾賊討伐で戦功がなかったため、いわば不作為の咎を受けかねない。それを恐れて十常侍に賄賂を贈り、朝廷からの処分を免れていた。 にも […]

政変は蛮勇・董卓の出番を用意する【図解 三国志】

三国志のはぐれモノが登場 愚昧な霊帝も、中平六年(189)、死の床に就く。やれ一安心かと思えば然さにあらず。何進と宦官の死を賭した攻防が顕わになるのだ。食肉業出身の何進は、妹が霊帝の長男辨を生んで皇后(何后)になったため […]

張飛が督郵を鞭打ち、劉備ら出奔【図解 三国志】

三国志の主役たちが続々登場 黄巾賊の鎮圧後、忘れられた憾みのあった劉備にも、ようやく冀州中山国安喜県の尉に任命の汰が下った。劉備は、関羽、張飛ほか二十名ほどの兵士を引き連れて安喜県に赴任する。このときの劉備の治世は、庶民 […]

朝廷混迷が群雄台頭のお膳立て【図解 三国志】

群雄割拠の時代へ さしもの威勢を誇った黄巾賊ではあったが、首領の張角が病死し、張梁は皇甫嵩に討たれた。張宝も朱儁に押しまくられ、命惜しさの賊将の一人に刺殺された。こうして中平元年(184)二月に蜂起した「黄巾の乱」も、そ […]

仇敵・曹操が颯爽と現れる【図解 三国志】

三国志の主役たちが続々登場 劉備、関羽、張飛の「桃園の誓い」は、のちに蜀漢を建国する命の一滴であった。といって、このときに誰がそれを知ろう。劉備未だ二十八歳、いま耳朶を響すのは、後漢を揺さぶる黄巾賊の軍鼓なのだ。 劉備ら […]

劉備、関羽、張飛が登場!義兄弟の契りを結ぶ【図解 三国志】

三国志の主役たちが続々登場 立て札をじっと見つめていた一人の男。身の丈七尺五寸(中国の一尺は二三センチ)、肩まで垂れた両耳に両手が膝下まで届き、顔白く、紅をさしたような唇、まさに異体異貌の人であった。 姓は劉、名は備、字 […]

三国志のはじまり:「黄巾の乱」勃発 大慌ての朝廷は義兵を募る【図解 三国志】

三国志のはじまり 時は後漢末、冀州鉅鹿郡に住む、張角・張宝・張梁の三兄弟が不遇をかこっていた。長兄の張角は秀才(科挙の雅名)に落ち、鬱々として山に入り、薬草を摘んで口に糊する日々。そんなある日、手に藜杖を持った南華老仙と […]

周瑜、後事を魯粛に託し病没す【三国志】

蜀の劉備、盤石な体制を整える 曹操との赤壁の攻防は、諸葛亮の鬼謀の術があったとはいえ、周瑜、黄蓋の果敢な戦いによって勝利を得た。一方の孫権は合肥に攻め上がり、曹操軍と対決していたが敗北。宋謙、太史慈を失うことになる。」 […]

関羽は義によって曹操を見逃す【三国志】

赤壁の戦い、クライマックスへ 「将軍、一別以来であるな。お変わりなかろうや」「それがしは、丞相が必ず華容道を通るはずだからとの孔明どのの命により、お出でになるのをお待ちしておりました」二人は挨拶を交わしながら辞儀をする。 […]

「赤壁の戦い」曹操は赤壁で大敗【三国志】

関羽の情けにすがる曹操 十一月二十日夜半、「先鋒黄蓋」と大書した旗印を陣頭に、黄蓋の火船二十隻が青龍旗を立て、赤壁へと漕ぎ出していく。後方には韓当の第一隊、周泰の第二隊、蒋欽の第三隊、陳武の第四隊がそれぞれ三百隻の軍船を […]

「赤壁の戦い」公明の奇術の風が戦になびく【三国志】

奇門遁甲の術にて諸葛亮、長江に東南の大風を喚ぶ この夜、同船していたのは魯粛だった。諸葛亮のあまりの神算鬼謀に声も掠れるが、にしても「川霧になることがおわかりだったのか」と訊かざるを得ない。」 「天文に通じず、地勢を弁え […]

「赤壁の戦い」諸葛亮の奇策がハマる【三国志】

干し草に十万本の矢を奪うというまさかの策 長江の対岸を挟んでの曹操との睨み合いも日を重ねていた。そんな折、周瑜は、劉備を亡き者にせんと自陣へ誘う。劉備は関羽を供に現れた。周瑜は、殺意を隠して酒宴でもてなし、隙をうかがう。 […]
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