コラム

部下の生産性を高めるには叱るべき?褒めるべき?【社会心理学】

他人からの評価が行動に影響する わたしたちはさまざまな場面で他者から何らかの評価を受けています。その代表的な例が、肯定と否定です。自分が持つ意見(考え)に対して「そう思う」または「そう思わない」という評価を受けることで、 […]

なぜ訪問販売の商品を人は購入してしまうのか【社会心理学】

人は自分の行動に一貫性を持ちたがる 訪問販売員に「話だけでも聞いてもらえませんか?」と言われ、断るつもりでしぶしぶ話を聞いていたらいつの間にか商品を購入していた、なんて経験はありませんか? このように相手が承諾しやすい小 […]

他人の存在は自分の作業にどう影響するのか?【社会心理学】

個人の習熟度によって作業効率が変化する 周囲に自分以外の人がいることで、やる気が出て作業効率が高まるというケースがあります。他者の存在によって作業量が変化するという現象に着目したトリプレットは、糸巻き実験を行いました。 […]

少数派が多数派の考えを変えるにはどうすればいいのか?【社会心理学】

多数派の意見が常に通るとは限らない 集団ができると、そこには必ず多数派と少数派が生まれます。多くの場合、多数派の意見が優先されますが、少数派の声が多数派に影響を与えることもあります。これを少数者影響過程と言います。 モス […]

損をしてでも人間は集団の優位性を保ってしまう「社会的アイデンティティ」とは?【社会心理学】

優位性を確認することで自尊心を高める 私たちは、日常生活する中で、様々な集団に属しています。いずれの場合も、集団の中での立ち位置や、所属するまでの経緯などもあり、その関わり方は複雑です。 ヨーロッパの心理学者であるヘンリ […]

集団同士の対立はどのようにして起きるのか?【社会心理学】

敵集団への強い敵対感情によって対立が起こる 味方のチームに声援を送り、敵チームには野次を飛ばす。スポーツマンシップを無視した行為ですが、スポーツの現場でたびたび見られる光景です。 人は自分が属するチーム(内集団)には思い […]

正解者がいても間違った答えにたどりつく「プロセス・ロス」の問題とは!?【社会心理学】

正解者がいても間違った答えにたどりつくのはなぜか 私たちはひとりがすべてを決定する独裁よりも、グループで話し合いを行う民主的な決定のほうが好ましいと考えています。私たちは集団は個人よりも優れた判断ができると信じがちですが […]

会社の判断がおかしくても反論できないワケ【社会心理学】

集団で決定したことは簡単には覆せない! 集団極化や集団的浅慮など、集団での意思決定には、さまざまな問題が発生する可能性があります。では、集団で決定したことが、あとになって間違っていたと判明した場合、これをすぐに撤回するこ […]

あなたの所属する組織は大丈夫?ヤバい集団の3つの特徴【社会心理学】

3つの兆候がある組織は要注意! 個人だと正しい判断ができるのに、集団で協議すると間違った判断を下してしまうことがあります。これは「集団的浅慮」(グループシンク)と呼ばれ、アメリカの心理学者ジャニスによって提唱されました。 […]

なぜ集団で出した決定は的外れなことが多いのか?【社会心理学】

集団による決定は偏ったものになりやすい 物事を決定する際、ひとりで決めるよりも、みんなで話し合ったほうが、より安全で無難な決定になりやすいと思いがちです。しかし、ストーナーの研究によると、実はそうでもないことが明らかとな […]

どんな善良な人でも犯罪行為を犯す危険性がある怖い理由とは?【社会心理学】

服従を起こさせる5つの社会的勢力 私たちはグループでなにかを決めるとき、本心では違うことを思っているのに、周囲に合わせて同調してしまうことがあります。こうした上辺だけの同調のことを「外面的同調」といいます。 たとえば、こ […]

集団において間違った判断が多いのには理由がある!【社会心理学】

他の人の影響により集団規範がつくられる 集団の中で共有されている価値判断や行動判断の規準のことを「集団規範」と呼びます。集団において、そのグループ独自のルールや慣習、価値観があることはめずらしくありませんが、このような集 […]
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