源氏物語

実父に玉鬘のことを伝える~巻名:野分・行幸~【図解 源氏物語】
台風の中での垣間見(野分) 中秋を迎えて六条院の庭に美しい秋の花々が咲く中、激しい野分(台風)が六条院を襲います。夕霧は、混乱する邸内で、偶然、紫の上を垣間見て、その美しさに驚愕し、強く心惹かれます。源氏は夕霧の落ち着か […]

平安貴族の食事とは?栄養が偏りがちであった?!【図解 源氏物語】
内大臣家の近況を聞く(常夏) 暑い夏の日、源氏は夕霧と六条院の東にある釣殿(つりどの)で涼んでいました。すると、内大臣家の若者たちが訪れて川魚や酒などを楽しみながら、最近、内大臣が探し当てた外腹の子である近江の君が、早口 […]

二人の父と玉鬘の苦悩~巻名:蛍・常夏・篝火(ほたる・とこなつ・かがりび)~【図解 源氏物語】
蛍の光で見えた美貌(蛍) 折に触れて源氏が言い寄るので、玉鬘は嫌になっていました。かと思うと、源氏は親のようなことも言い、来た文のうち、兵部卿宮には返事を出しなさいなどと指示します。源氏は女房に代筆させて、兵部卿宮への返 […]

平安時代の男性貴族と女性貴族の装束を深堀り!【図解 源氏物語】
男性貴族の装束 朝廷に出仕するときなど晴れの場で着る「晴装束(はれしょうぞく)」には、束帯(昼装束 ひのしょうぞく)など、日常に着る「褻装束(けしょうぞく)」には直衣(なおい)などがあった。 束帯(文官用) 上半身の最上 […]

夕顔の娘、玉鬘が上京~巻名:玉鬘・初音・胡蝶(たまかずら・はつね・こちょう)~【図解 源氏物語】
源氏が親代わりに(玉鬘) 源氏は、かつて自分が誘った廃院で急逝した夕顔のことを、月日のたったいまでも忘れられずにいました。夕顔に仕えていた右近は、その後、紫の上の侍女となっていました。夕顔と内大臣(元・頭中将)の間に生ま […]

引き裂かれた夕霧と雲居雁~巻名:少女(おとめ)~【図解 源氏物語】
大学に入り発奮して勉強 葵の上亡きあと、祖母の大宮に育てられていた夕霧は元服しました。大臣の息子なので、四位にもなれましたが、源氏は大学に入学させ、六位という下級の官位からはじめさせました。不満を抱く大宮と夕霧に、源氏は […]

源氏を拒否し続けた女性とは?~巻名:朝顔~【図解 源氏物語】
恨みを抱えた藤壺が夢枕に 桐壺院の弟である式部卿宮(しきぶきょうのみや)が亡くなり、その娘の朝顔は、喪に服すために齋院(さいいん)を退きました。昔から朝顔に求愛していた源氏は、弔問の文を何度も送りますが、朝顔は応じません […]

帝が出生の秘密を知るも、源氏の絆はより深まった!?(薄雲)【図解 源氏物語】
冷泉帝出生の秘密 冬、明石の君が姫君と住む大堰(おおい)の邸は、寂しさが増しました。源氏は、自分の近くに来るよう促しますが、やはり明石の君は決心できません。そこで源氏は、せめて姫君を引き取りたいと切り出しました。動揺しな […]

明石の君と再会し姫君を引き取る~巻名:松風・薄雲~【図解 源氏物語】
姫君と対面して感動 かねてより造営していた二条東院(にじょうひがしのいん)が完成し、源氏は東の対には明石の君母娘を迎えたいと考えました。しかし、明石の君は身分の違いを思い、惨めな思いをするのではと恐れます。娘のことを思う […]

光源氏の絵日記に人々は感涙した!?冷泉帝の寵愛を得るために絵合を行った!【図解 源氏物語】
斎宮女御が寵愛を受ける 源氏は藤壺と相談して、六条御息所から託された前斎宮を冷泉帝の後宮に入れます。入内した前斎宮は斎宮女御(さいぐうのにょうご)と呼ばれるようになりました。それに先立ち、権中納言(ごんのちゅうなごん 元 […]

帰京後の出会いと別れ~巻名:澪標・蓬生・関屋~【図解 源氏物語】
源氏の子が即位(澪標) 源氏が都に戻った翌年2月に、朱雀帝は譲位し、冷泉帝(源氏と藤壺の子)が即位。源氏は内大臣となります。3月、明石の君が女児(明石の姫君)を出産し、紫の上は心をざわつかせます。秋、源氏は帰京できたお礼 […]

禊のため須磨へ向かった光源氏は、都に戻り「権大納言」に昇進!平安貴族の官職と位階とは?【図解 源氏物語】
明石の君と結ばれる(明石) 暴風雨は続き、源氏の怪しい夢も続きました。源氏は紫の上が差し向けた使者から、都も荒れ狂う天候に襲われていると聞きます。やがて源氏の邸に落雷し、一部が焼けてしまいました。ますます弱気になって、渚 […]