復帰3戦目で猛打賞記録の吉川尚輝
8月10日に行われたイースタン・リーグのヤクルトスワローズ戦に、「1番・二塁」で先発出場した吉川尚輝は、3打数3安打と、復帰3戦目で猛打賞を記録し、リーグ後半戦での1軍復帰へ大きく前進した。
1回、先頭打者で打席に立った吉川尚輝は、ヤクルトスワローズ先発バンデンハークの3球目ストレートを弾き返し、ピッチャー強襲の内野安打を放つと、3回先頭打者で、ヤクルトスワローズ3番手・金久保優斗の4球目141キロのストレートを叩きつけ、再び内野安打を放ち、マルチヒットを記録すると、5回三度先頭打者で、金久保優斗の5球目145キロのストレートをレフトへ運び、復帰3戦目で猛打賞を記録した。
復帰3戦目で猛打賞を記録した吉川尚輝は、継続してアピールできるように日々頑張りたいと、結果を残し続け、早期一軍復帰を果たせるようにと、意欲を見せた。
吉川尚輝の復帰3戦目での猛打賞の活躍に、吉川尚輝に対して期待しているからこそ辛口の原監督もリーグ後半戦での1軍昇格に意欲を示している。
6月10日のオリックスバファローズ戦で、山崎福の投球を左手中指に受け、左手中指末節骨骨折及び左手中指爪根脱臼と診断され、1軍から離脱し、その後、右手一本でのティー打撃やスローイングなどから地道なリハビリを始め、7月中旬に患部の固定具が外れてからは順調な回復を見せ、調整のペースを上げ、既にシート打撃や守備もこなしていた。
目覚ましい回復を見せる吉川尚輝には、怪我前に見せた交流戦打率.373の活躍ができるバッティングの状態、試合勘を取り戻し、満を持して1軍へ昇格してもらいたい。
公開日:2021.08.11