・男性が、美容・健康面で若い頃に気を付けておけばよかったこと 第一位は「歯のケア」 ・コロナ後、スキンケアやメイクをする頻度が10代男性で増加傾向。 ・男性のスキンケア使用意向は、若年層ほど高くなる。今の10代はメイクの使用意向も20%以上。
コロナ禍において化粧品市場は減少傾向にある一方で、メンズコスメ市場は拡大をみせています。
ここ数年、化粧品メーカーからメンズコスメやユニセックスな製品の発売がぞくぞくと続いていて、特に近年は存在感が一層強まっています。その背景には、コロナ禍の影響もあると推察されます。そこで日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、コロナ禍を踏まえて、男性の生活様式や美容・健康への意識・行動にどのような変化があったのか、年代別での実態を把握するために本調査を実施しました。第2弾となる本調査では、コロナ流行前後での化粧品の使用状況やその理由、若い頃に気を付けておけばよかったこと等についてお伝えします。
https://www.n-info.co.jp/report/0021
問い合わせ先:https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
★「第1弾」もございますので、是非ご覧ください。
https://www.n-info.co.jp/report/0020
主な調査結果
1)|美容・健康面で若い頃に気を付けておけばよかったこと
全体で、「歯のケア」41.1%、「運動をする」29.5%、「食生活に気を付ける」22.6%と続く。「特になし」も39.9%と一定数存在。
後悔先に立たず。美容の意識の高まりも過去の失敗を踏まえてのものかもしれません。20歳以上に限定して、美容・健康について、あなたが若い頃に気を付けておけばよかったことを聴取しました。その結果、「歯のケア」は各年代とも4割と最も多く挙げられました。年代別の特徴としては、40代で「歯のケア」「運動をする」「食生活に気を付ける」「育毛剤などヘアケアをきちんとする」が他の年代より相対的に多く挙がっており、身体への意識が高まる年代であることが理由だと推察されます。また、「スキンケアをする」「日焼け止めを塗る」は20代で最も多く、20代は特に肌への意識が高いといえそうです。(図表1)
2)|スキンケア・メイクアイテムの使用状況(コロナ流行前と今現在の比較)
コロナ流行前と比較し、今現在のスキンケアやメイクアイテムの使用は微増傾向。10~30代の若年層、特に10代が伸長。
スキンケアやメイクアイテムはもはや女性だけのものではありません。それぞれについての使用有無を新型コロナウイルスが流行する前それぞれについて聞きました。その結果、「使用していない」が今現在で75.8%と多数を占めますが、「スキンケアアイテム(男性用)」はコロナ流行前と比較して今現在は+1.4pts(18.7%)と各アイテムと比較して相対的に伸びている結果となりました。また、各アイテムとも使用の中心は10~30代の若年層となっており、特に「スキンケアアイテム(男性用)」「スキンケアアイテム(女性用)」ともに10代がコロナ流行前と比較して+3.1ptsと伸長しています。10代は、「メイクアイテム(男性用)」でも+2.3ptsと伸びていました。(図表2)※年代別結果のグラフは割愛
3)|スキンケアアイテムを使いはじめたきっかけ
スキンケアでは「肌荒れや乾燥の予防」75.3%が最も多い理由。20~40代は他人からの見られ方を気にする意見が多め。
続いて、スキンケアアイテムを使いはじめたきっかけ聴取しました。スキンケアの年代別の特徴としては、社会人となる20代で「身だしなみの一つとして」が67.3%と他の年代と比較して最も多い結果となりました。また、「若々しく見せたい」は30代~40代で3~4割と多く挙げられました。一方、10・20代の若年層では「モテたい」「コンプレックスを隠したい」は2~3割とこちらも多めです。50代とは異なり、他人から見える自身の容姿を気にする傾向が見られました。(図表3)
4)|美容アイテムの今後の使用意向
スキンケア、メイクアイテムともに若年層になるほど今後の使用意向が高く、10代が最も高い。
「今も使用していないし、今後も使用しない」がスキンケア、メイクアイテムともに各年代とも5割以上と最も多い回答になっていますが、若年層になるほどその割合は減っており、今後の使用意向は10代で最も高くなっています。また、10代のスキンケアアイテムの使用意向は45.7%、メイクアイテムは22.8%でした。若い年代ほど、抵抗感が少ないのかもしれません。(図表4)
5)|美容アイテムの使用/非使用意向理由
スキンケアアイテムの使用意向理由は、全体では「肌がきれいに見えるから」59.0%で最も多い理由。
スキンケアの年代別の特徴としては、10~30代の若年層で「肌がきれいに見えるから」が6~7割と多い結果です。また、社会人となる20代で「身だしなみの一つとして」が64.2%と他の年代より最も多い。また、「若々しく見える」は年代が上がるにつれて上昇しています。「モテたい」「欠点やコンプレックスが隠れるから」は10・20代の若年層で2~3割と多く挙げられました。(図表5)
非使用意向理由では、全体でスキンケア・メイクアイテムとも「特になし」が51.6最も多い理由であるが、「お金がかかる」「面倒くさい」が3割挙がる。
スキンケアの年代別の特徴としては、30代で「お金がかかる」が34.7%と最も多い理由となっています。メイクアイテムでは、10代で「面倒くさい」が37.6%、20代で「女性がするイメージがあり抵抗がある」が21.9%と他の年代より相対的に多い傾向です。全体では概ね、スキンケア・メイクアイテムとも不使用理由の割合に差異はないが、「女性がするイメージがあり抵抗がある」はメイクアイテムの方がスキンケアより+6.5pts, 「上手にできる自信がない」も+3.0pts多くなっています。(図表6・7)
6)|美容の情報収集ツール(コロナ流行前と今現在の比較)
「特に情報収集をしていない」が6割と多い一方、「TVCM」2割、「TV番組」「メーカーの公式SNS」1割と続く。コロナ流行前と比較して、SNSが微増。
年代別の特徴としては、今現在で「TVCM」が10代で▲3.2pts, 20代で▲5.2pts減少。「TV番組」も10代で▲4.0pts,20代で▲2.6ptsと減少と、若年層のTV離れが見られます。一方で、「メーカーの公式SNS」は10代で+2.4pts, 20・30代で1.9pts微増。「メーカー公式以外のSNS」も10代で+3.2pts, 30代で+3.9ptsとSNSが微増傾向です。(図表8)※年代別結果のグラフは割愛
今回の調査では、男性の美意識は年代が若い層ほど着実に増え始めている現状が垣間見られました。とはいえスキンケアアイテムに留まり、メイクアイテムに手を出すにはまだ距離がありそうです。徐々に身近になってきた美容関連のアイテムが定着しきるにはもう少し時間が必要かもしれません。
以上、~コロナ禍で美容・健康意識が上昇~ 男性の生活様式×美意識に関する調査2 の結果を抜粋してお伝えしました。
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詳細な調査結果資料(属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:15~59歳の男性
サンプルサイズ774サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2021年7月22日~23日
レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
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■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
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公開日:2021.08.18