27試合連続無失点で球団記録更新目前のビエイラ
8月22日に東京ドームで行われたDeNAベイスターズ戦に、読売ジャイアンツ4番手・畠世周に代わり、5番手でマウンドに上がったチアゴ・ビエイラは、1回を16球で1安打無失点2奪三振と、27試合連続無失点を記録し、巨人に価値ある引き分けをもたらした。
同点で迎えた9回、巨人4番手・畠世周に代わり、5番手でマウンドに上がったビエイラは、代打で先頭打者として打席に立った関根大気のを4球で空振り三振に打ち取るも、続く桑原将志に二塁打を放たれ得点圏にランナーを置くも、森敬斗を空振り三振に打ち取り、最後は佐野恵太を初球158キロのストレートでライトファウルフライに切って取り、27試合連続無失点を記録した。
1回16球1安打無失点2奪三振と、27試合連続無失点を記録したビエイラは、坂本勇人と目を合わせて胸をたたいて絶叫し、さらにベンチに戻る際には小林誠司とハグして健闘をたたえ合った。
この試合で27試合連続無失点を記録したビエイラは、2リーグ制後の巨人の連続試合無失点記録で、球団3位となっており、2012年の高木京介が29試合で第1位、2012年の西村健太朗が28試合で第2位の記録更新に期待が掛かっている。
さらに、外国人投手で25試合以上続けたのは、2011年に31試合連続無失点を記録したソフトバンクホークスのファルケンボーグに次いで史上2人目の快挙だ。
そんなビエイラは13日の中日ドラゴンズ戦で、9回に登板し、日本史上最速となる166キロをマークし、2016年のパ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第5戦での日本ハムファイターズ時代に記録した現エンゼルスの大谷翔平と、今シーズン6月20日のDeNAベイスターズ戦で広島カープのロベルト・コルニエルがマークした165キロを更新していた。
日本史上最速166キロをマークしたビエイラが、連続試合無失点記録でも記録更新に挑む。
公開日:2021.08.24