9月に入り一番初めの交流重賞「サマーチャンピオン(JpnⅢ)」が、佐賀競馬場で9/1に開催される。
この重賞は勝った馬が9年連続で重賞初制覇となっているレースで、今年もそうなるのかが見所の一つでもある。
そこで出走馬を見てみると、JRA所属から4頭。
そのうち3頭が、すでに重賞を勝っているため、勝つと初重賞制覇となる馬は福永ジョッキー騎乗の⑨イメル1頭のみとなる。
しかも、今回は斤量がJRA所属の中では最軽量となる55㎏と有利なため、10年連続で勝ち馬が初重賞制覇となる予感が漂う。
では、それを阻止するべく出走してきた、その他のJRA所属馬を見てみよう。
①サクセスエナジー
交流重賞を5勝しており、その全てが1400mのため、同じ1400mのサマーチャンピオンでも勝ち馬候補ではある。斤量も苦にしないタイプで5勝中3勝が58kg以上での勝ちであり、オープン競走ではあるが今回と同じ59kgでの勝ちも経験済みと、かなり有利なデータがあるが、懸念点は近走が冴えない走りを披露しているとこにある。果たして復活の狼煙を上げることが出来るのか!?
②ラプタス
これまで8勝全てが1400mのみという1400巧者。斤量も勝った前走から0.5kgしか増えてはおらず、かなり有利かと思える。ただ今まで勝ってきた相手が今回ほど強力なメンバーがおらず、そこの力関係をどう見極めるかが鍵となりそうな1頭。
⑩コパノキッキング
2019年のカペラSで藤田菜七子にJRA主催での初重賞制覇をプレゼントした後、不振に陥り、2020年は勝ち星を挙げられなかった。しかし2021年に入り初の海外遠征で久々の勝利を収め。次走のドバイゴールデンシャヒーン(GⅠ)でも、世界のスプリンター達との闘いで5着と復活した感がある。ただ今回59㎏と今まで背負ったことのない斤量のため、それが気にかかるが、レジェンド騎手の武豊に導かれ国内で久々の勝利を挙げ復活をあげるか?
その他の地方所属馬だが、お世辞にもレベルが高いとは言えない馬が多い中でも、3着以内に入るとしたら⑪テイエムチェロキー1頭のみかと思われる。
もともとはJRAで3勝クラスを走っており、今回は佐賀競馬場のベテラン騎手・山口勲を乗せてきて斤量が52㎏と非常に軽いため、もしかしたら!? と思える1頭である。
果たして10年連続で勝ち馬が初重賞制覇となるのか!?
発走は9月1日、佐賀競馬場 第8レース 16:55予定。
公開日:2021.08.31