12戦ぶり適時打で阪神の連敗止めた大山悠輔
9月1日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦で、「6番・三塁」で先発出場した大山悠輔は、3打数1安打1打点と12試合ぶりのタイムリーヒットで、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
1回は2アウト満塁のチャンスで投ゴロ、4回は1アウト1塁とランナーがいる場面で、二ゴロダブルプレーとこの試合も得点圏で結果を残せないかと思われた6回、マルテの同点タイムリーヒットの後、2アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った大山悠輔は、中日ドラゴンズ2番手・田島慎二の4球目145キロのストレートをバットを折られながらもライトへ運び、12試合ぶりとなる価値ある勝ち越しタイムリーヒットを放った。
3ボールから果敢にバットを振り、バットを折られながらも勝ち越しタイムリーヒットを放った大山悠輔は、死ぬ気でいったと、ここで打てなければ一生打てないという覚悟の中で放ったチームにとっても、大山悠輔にとっても価値のある一打となった。
8月は月間打率.196、4本塁打、6打点と苦しんだ大山悠輔だが、この泥臭い一打が長いトンネルから抜け出す足がかりとし、首位奪還、リーグ優勝へ向け、打撃爆発に期待したい。
12試合ぶりにタイムリーヒットを放った大山悠輔に対し、矢野監督は悠輔も苦しいながら何とか前を向こうと努力しているので、なんとかここから調子を上げてもらいたいなと、大山悠輔の復活に期待を込めた。
4番・大山悠輔として、リーグ優勝を掴むことが、今後の阪神タイガースにとって大きな力となる。
この一打を皮切りに、まずは4番復活へ得点圏打率をしっかりと上げ、阪神タイガースを4番として、大山悠輔にはリーグ優勝へ導いてもらいたい。
公開日:2021.09.03