原監督の起用に応える初回5号2ランHR放った中島宏之
9月5日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース戦に、打撃不振の中田翔に代わり、7試合ぶりに「5番・一塁」で先発出場した中島宏之は、4打数2安打2打点1HRと、7試合ぶりのマルチヒットを記録し、存在感を放った。
吉川尚輝の先制タイムリーヒットで1点を先制した初回2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った中島宏之は、阪神タイガース先発の秋山拓巳の3球目111キロの高めに浮いてきたナックルカーブを捉え、レフトスタンドへ飛び込む5号2ランホームランを放つと、5回1アウト走者なしの場面で、阪神タイガース2番手・藤浪晋太郎の6球目137キロのど真ん中に来たカットボールをセンターへ運び、7試合ぶりのマルチヒットを記録した。
レフトスタンドへ打った瞬間ホームランとわかる5号2ランホームランを放った中島宏之を原監督は、満面の笑みを浮かべ、「わっしょいポーズ」で出迎えた。
中田翔の加入で、先発出場の機会が減っていた中島宏之だが、代打でしっかりと結果を残し、打撃好調を維持し、得点圏打率.447を誇る勝負強さを7試合ぶりのスタメン出場で遺憾なく発揮して見せた。
首位奪回を目指す巨人は、打撃不振に悩む中田翔を起用し続けるのか、頼れるベテランにスイッチするのか判断が求められている。
原監督がどのような選択をし、阪神タイガースから首位を奪還し、リーグ優勝を目指すのか注目だ。
公開日:2021.09.06