鈴木誠也を三ゴロで日本記録阻止した及川雅貴
9月10日にマツダスタジアムで行われた広島カープ戦に、阪神タイガース2番手の小川一平に代わり、3番手でマウンドに上がった及川雅貴は、1回を18球で1安打無失点の好投を披露し、3試合連続無失点で、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
7回、阪神タイガース2番手の小川一平に代わり、3番手でマウンドに上がった及川雅貴は、先頭打者の野間峻祥に7球粘られ、内野安打を許すも、小園海斗を1球でセンターフライ、西川龍馬をピッチャーゴロ、7戦連発の日本記録に期待が掛かる鈴木誠也をサードゴロに仕留め、8回の岩崎優に0封リレーのバトンを渡した。
7戦連発の日本記録に期待が掛かる鈴木誠也をサードゴロに仕留め、3試合連続無失点を記録した及川雅貴は。西さん一平さんと粘り強い投球を続けてくれていたので続くことができてよかったと、安堵の表情を見せた。
西勇輝からバトンを受けた小川一平、及川雅貴、岩崎優、スアレスが0封リレーで繋ぎ、5投手が総力を挙げ、鈴木誠也の7戦連続弾も阻止し、阪神タイガースに勝利をもたらし、8度目の正直で西勇輝が通算100勝を掴んだ。
及川雅貴は、8月27日の広島カープ戦から3登板連続失点をするなど、調子を落としていたが、9月に入り、3試合連続無失点と好投を続け、調子を取り戻しつつある。
7戦連発の日本記録に期待が掛かる鈴木誠也に対しても物怖じせずにサードゴロに仕留めた及川雅貴に対し、矢野監督は、こういう試合で得た一つ一つの積み重ねから自信を持っていくような投手に育ってもらいたいと、左腕のさらなる成長を期待した。
勝負所での起用で経験を積める環境にいる及川雅貴がここからどのような投球を披露し、自分の立ち位置を確立していくのか注目だ。
公開日:2021.09.11