9月26日には、菊花賞の優先出走権をかけて、中京で「神戸新聞杯」。中山では秋の中距離路線を占う「オールカマー」が開催される。
そのオールカマーを3連覇した伝説の馬として、「マツリダゴッホ」の名前を思い出す方も多いのでは!?
マツリダゴッホは大の中山巧者だった。中山で8勝を挙げGⅠ・有馬記念までも勝った馬だ。現在は種牡馬として頑張っている。
このマツリダゴッホ、実は現在の日本競馬を語るうえで欠かせない種牡馬、サンデーサイレンスのラストクロップ(2003年産駒)なのである。
そこで「同じ父を持つ、あいつ今何している!?」ということで、サンデーサイレンスのラストクロップ達について調べてみた。
まずは、マツリダゴッホと同じくサンデーサイレンスのラストクロップで、GⅠを獲った馬として「フサイチパンドラ」を紹介しよう。
3歳秋にエリザベス女王杯を勝ちGⅠ馬となる。翌年は不調で掲示板を外すことが多かったが、札幌記念で久々の勝利を挙げるも、その年に引退する。通算勝利数は4勝だった。
引退後は繁殖牝馬として、最強牝馬・アーモンドアイを産むも、その活躍を見ないまま2017年に死亡。競走馬としても、繁殖牝馬としても名を残した馬だった。
「アクシオン」
重賞2勝を挙げ、引退後は誘導馬または乗馬として、札幌競馬場で余生を送るはずが、誘導馬の調教中に骨折により予後不良となる。
「アドマイヤメイン」
2006年に青葉賞を勝ったのを最後に勝てず、2008年に引退。引退後は種牡馬になり、2009年6月に南アフリカ共和国に輸出され、現在はそこで種牡馬として繋養されている。
「マルカシェンク」
サンデーサイレンス最後の大物産駒として期待されるも、重賞は2勝止まりでGⅠは勝てず。引退後は血統が評価され種牡馬となるも、活躍馬が出ないまま2017年に種牡馬を卒業している。
サンデーサイレンスのラストクロップ達が誕生してから、20年近く時が経ち日本競馬も発展していく中で、マツリダゴッホのような個性馬の誕生となるか!?
発走は、9月26日 中山競馬場 11レース 15時45分予定。
公開日:2021.09.25