筋出力トレーニング③
MBスロー
【ナゼやるの?】胸が張られることでお腹が引き伸ばされ、体の収縮から加速につなげて投げる感覚を養う。一連の動作が自然にできるようになれば、投球動作でも同様に力を生める。
●オーバーヘッドスロー
メディシンボールの重さは2kgが基本だが、力がない人は1kgでもOK。足を肩幅に足を広げ、両手で頭の上から投げる。
頭が後ろに行きすぎないように。胸郭に丸みを作り、お腹が引き伸ばされ、ハムストリングの力と両足の外旋を効かせ、胸郭を柔らかく使って腕に力を伝えてボールをリリース。
●ワンステップオーバーヘッドスロー
次は投球動作に近い体勢で実施。まずは構えて、前足を踏み込んでトップを作るイメージでボールを頭の上へ。
胸が張られ、お腹の筋肉が引き伸ばされた状態から、股関節に乗ってうまく力を伝える。前足の膝が割れないようにし、ハムストリングの力をうまく働かせる。
胸、お腹の筋肉を加速させながら股関節にうまく乗り、メディシンボールをなるべく前で離すイメージで力を放出する。
出典:『革新的投球パフォーマンス』高島誠
『革新的投球パフォーマンス』
著者:高島誠
「高校生なら誰でも140km/hを投げられるようになる」という命題に明確な回答をする超実践本!近年成長著しい広島県私立武田高校で強化メニューを担当するトレーナーの高島誠の下には、山岡泰輔投手や高橋礼投手というプロの投手たちもシーズンオフにトレーニングにやって来ます。高島はどんな指導をして成長に導いているのか。その考え方や練習&トレーニング方法を写真とQRコードで詳しく解説!
公開日:2021.12.24