「神写」公開への葛藤を乗り越えて――。写真家として、今、私が伝えたいこと。
神写を続けていくなかで、次第に自分でも神様たちが写っていることがわかるようになっていきました。自分自身の過去世と強く関係する存在が写っていることに気づいたときには、写真をきっかけに魂の記憶が呼び覚まされることもあります。そのひとつが、宇宙船に乗っていた記憶。中学生の頃にUFOを見たのは、偶然ではなく必然だったのかもしれません。そして、神様たちはどのようなときに、どのような場所に出現するのか。タイミングや前兆と思われるものも、感覚的につかめるようになってきました。
わかったことは、神様たちは誰にも知られないようにコソッと姿を見せるのではなく繁華街であっても大勢の人がいても、神様のタイミングでフワッと出現するということ。つまり、神様たちはいつでも私たちのすぐそばにいて、意識を向けさえすれば誰でも気づくことができる身近な存在なのです。私が神様たちを写すようになってから、約
11年が経ちます。
しかし、これまでは撮影した写真を公表しないでいました。私のなかで「スピリチュアルは特殊なもの」という感覚がぬぐい切れていなかったり、これまでの写真作品との世界観のズレを気にする部分もあったり……。はたまた以前よりもスピリチュアル感性が高まっているとはいえ、特別なチカラのない自分が神様たちの写真を発表していいのか、迷いがあったためです。そんな私の背中を押してくださったのは、恩師・森山大道さんです。2019年、森山さんとの雑談のなかで写真を始めたキッカケはUFOだという話になりました。
どのような反応が返ってくるか内心ドキドキしていたところ、森山さんは笑って、こう言いました。「そういうキッカケで写真を始めた写真家が世界に一人くらいいてもいいじゃない」受け入れられたことに驚きつつ、森山さんが面白がってくださったことがうれしくて、これを機に、世間の目は気にせず、表に出してみようと思うようになりました。
目の前に姿を現す神様たちは、自分に関わりがある存在であることが多く、何かメッセージを伝えようとしていることがほとんどです。撮影した一枚一枚の写真はなんてことないように思えても、年単位で振り返ってみると、輪廻転生を繰り返す壮大な自分の魂の旅と、今世に生まれてきた意味が、モザイク画のように浮かび上がってきたりするものです。
「神写」とは「神様たちの姿、エネルギーを写す」という意味。写真のジャンルには人物、風景、ドキュメンタリー、芸術などいろいろありますが、神様写真というジャンルができるくらい、多くの方が神様を写すことを楽しめたらいいなと思い、親しみを込めて略しました。自分の神様とつながるひとつの方法として神写を知って頂けたら、と思っています。本書には龍や鳳凰、ユニコーン、天使、女神など、さまざまな存在が写っています。いずれも神界に存在しているので、わかりやすく「神様たち」と表現しています。神様たちはエネルギー体で存在し、エネルギーは光。そして、カメラは光を写します。人が感知できない光も写すので、誰でも神様たちを写すことができるのです。
神様たちが写真に写るのは奇跡ではなく、当たり前。神様たちはいつも、私たちの近くにいるのです。これをお伝えすることが、もしかしたら「光を起こす」ことになるのかもしれない、といった想いも込めながら――。
出典:『空の奇跡を写す はじめての神写』著/小原里美
【書誌情報】
『空の奇跡を写す はじめての神写』
小原里美 著
今日から「神写」はじめませんか? 神写とは「神様たちの姿、エネルギーを写す」という意味。 誰にでもできる、神様とつながる方法です。 今、天と地が近づく時代がやってきています。 神様たちが写真に写るのは、奇跡ではなく当たり前。 それは、神様のエネルギーを写し、自分のパワーを思い出すタイミングでもあります。 神写は簡単に誰でもできますが、撮影にはちょっとしたコツがあります。 本書では、龍や鳳凰、ユニコーン、天使、女神など、 さまざまな神写のご紹介と、神様の姿を写す方法、 現れた神様が自分とどのようなつながりをもつのかを紐解く、ヒントをお伝えします。
公開日:2021.10.01