下剋上で3年連続日本一達成!分厚すぎる選手層で連続KO!
【2019シーズン成績】
76勝62敗5分
勝率 .551
得 点 582 ④
失 点 564 ①
本塁打 183 ①
盗 塁 113 ③
打 率 .251 ②
防御率 3.63 ①
かつては短期決戦で涙を呑み続けたソフトバンクだが、今や短期決戦の鬼と化している。CSファーストで楽天に先勝を許したが、2連勝で勝ち上がると、CSファイナルでは西武を4連勝でスイープ。
日本シリーズでも巨人を相手に4タテを決め、3年連続日本一を達成した。CSファースト第2戦からポストシーズン10連勝。憎らしいほど強いとはまさにこのことだ。例年通り、主力は万全ではなかった。
特に深刻だったのは外野。開幕前に中村晃が自律神経失調症でリタイアすると、柳田悠岐、長谷川勇也、上林誠知が次々と離脱した。しかし、福田秀平、牧原大成、川島慶三などのバイプレーヤーが穴を埋め、育成出身の周東佑京や釜元豪も猛アピール。今季も圧倒的な選手層を見せ付けた。
リーグ防御率1位の投手陣もよく踏ん張った。千賀滉大が13勝8敗、防御率2.79でエースの座を死守すれば、2年目のサブマリン・高橋礼が12勝6敗、大竹耕太郎が5勝4敗、ミランダが7勝5敗を挙げて貯金を形成。東浜巨や石川柊太を故障で欠く中、後半戦は和田毅や前半戦不調で リリーフに回っていた武田翔太が先発ローテに戻り、シーズン2位を死守した。
リリーフ陣も加治屋蓮が不調に陥ったものの、森唯斗、モイネロ、ドラ1ルーキーの甲斐野央が勝利の方程式を形成。次から次へと新戦力が出てくるソフトバンクの恐ろしさを見たシーズンだった。
ただし、シーズン総得点は昨年と比べると103点減少。さすがに柳田悠岐の長期離脱は破壊力ダウンを招いた。そろそ ろネクスト柳田悠岐の出現が必要な頃合かもしれない。
【TEAM LEADER】
打率 松田宣浩 .260
本塁打 デスパイネ 36本
打点 デスパイネ 88打点
盗塁 周東佑京 25盗塁
登板 甲斐野央 65試合
勝利 千賀滉大 13勝
奪三振 千賀滉大 227奪三振
セーブ 森唯斗 37S
H P モイネロ 35HP
公開日:2019.12.05