軽ハンデ馬の好走率も全く違う傾向
日曜日は阪神競馬場でダートのみやこS。東京競馬場ではアルゼンチン共和国杯と、ダートと芝中距離の古馬戦線の今後を占う重要なレースが開催される。
さらに海外では、日本馬多数出走するブリーダーズカップが早朝に控えているという、競馬ファンにとっては楽しみな日曜日である。
ここでは、アルゼンチン共和国杯についてお話しよう。
このアルゼンチン共和国杯は、春にある目黒記念と同コース同距離で行われるが、全く異なるレースと言っても過言ではない。
その違いが顕著に表れている部分が、ディープ産駒の成績。
目黒記念では過去10年で1勝を挙げ、3着以内の好走も多く、特にここ5年はディープの活躍が増えている。
一方、アルゼンチン共和国杯でディープインパクト産駒にとって、かなり不利なデータが揃う。
過去10年のデータから、勝った馬が1頭もいないばかりか、3着以内に入ったのですら、たった1頭しか存在しないディープ産駒にとっては厳しいレースである。
今年も15頭中5頭がディープ産駒の出走となるが、かなり厳しいと見た方がいいだろう。
また同じハンデ戦にも関わらず、目黒記念では54㎏以下の馬9頭が3着以内で好走しているが、アルゼンチン共和国杯では5頭と、ハンデでも両レースの違いが分かるデータとなっている。
今年は5頭が54㎏以下での出走予定となっているが積極的には買いずらい。
そこで、今年は共に55kgのスクリーンヒーロー産駒:⑤フライライクバードと、ルーラーシップ産駒:⑮アンティシペイトの単勝を狙っていきたい。
スクリーンヒーロー産駒、ルーラーシップ産駒ともにアルゼンチン共和国杯で勝ち馬を輩出しており、ともに条件戦を勝って勢いに乗る2頭である。
果たして、今年もディープ産駒に出番はないのか?
発走は11月7日、東京競馬場:第11レース・15時35分予定。
公開日:2021.11.06