キャッチャーとしての戦力以外に、チームバランスを取れる存在になって欲しいと期待された?
7月に巨人から楽天に電撃トレードされたベテラン捕手の炭谷銀仁朗。
楽天は打てる若手捕手が何人も育ってきているにもかかわらず、なぜ石井一久監督は獲得に動いたのか?
敗れたとはいえロッテとのCSではスタメン出場を果たし、ホームランを打つなど活躍したが、単純にキャッチャーとしての戦力以外にも獲得の意図があったのではないかと里崎智也さんが推測してくれた。
楽天の先発勢は岸孝之、則元昂大、涌井秀章、田中将大と実績のあるベテラン勢が多い。
それと比べてキャッチャー陣は太田光、足立祐一、下妻貴寛、田中貴也など若手、もしくは実績がまだ乏しい選手が多かった。
そうすると、投手陣と捕手陣で意見の相違があったときに、どうしてもメンバー的に投手陣の意見が勝ってしまう。
もしかしたら、石井一久監督はそういったアンバランスな状況を打破したかったのかもしれない。
そんなときに巨人で出場機会に恵まれない炭谷銀仁朗の存在があった。
ベテランであるのに加えて岸孝之、涌井秀章とはもともと西武でチームメイト。
チーム内で捕手陣の意見をベテラン投手陣に聞いてもらえる立場、投手陣と捕手陣のパワーバランスを保つために活用したかったのではないか?
里崎智也さんはそう推測する。
公開日:2021.11.08