助っ人外国人列伝/中米小国編
今号の助っ人外国人列伝は、中米小国編としてパナマ、プエルトリコ、オランダ領キュラソー島、アメリカ領ヴァージン諸島の助っ人たちをまとめて振り返る!
野球人の人格者として日本で全力プレー!
ベン・オグリビー
NPB通算2年:(1987~1988)
224試合 打率.306 46本塁打 149打点
パナマ出身のベン・オグリビー。あまり知られていないが、アメリカ国籍以外で初めてメジャーの本塁打王になったパナマの英雄である。
メジャー通算16年で235本塁打の超大物が近鉄入りしたのが1987年。当時38歳と年齢的にピークは過ぎていたが、さすがはメジャーのレジェンドだけにバットコントロールのうまさで3割、20本塁打を2年連続クリアする。
その背景にはレジェンドとして驕ることなく、異国の野球文化を学ぶ姿勢にあり、同僚で大化けしたラルフ・ブライアントなどの助っ人に大きな影響を与えている。また、責任感が強い人格者でもあり、ロッテに勝てば優勝の「10・19決戦」では試合後にトイレで一人涙していたという。日本で2年間プレー後、現役引退。その後はパドレスなどで打撃コーチを務めた。
出典:『がっつり! プロ野球(28)』
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公開日:2021.11.13