控えの選手がレギュラーを勝ち取る瞬間の多くは練習時ではない
控えの選手はなかなか緊迫した場面では試合に出られない。
出場チャンスがあるのは大敗しているときなどに限られる。
なぜなら、勝負はほぼ決しているから主力選手は翌日に備えて引っ込むからだ。
そこで、ひょこっと代打に出してもらった1打席で打てなかったら明日から2軍かもしれないという場面もある。
そういう時は相手チームと戦ってはいるのだけど、気持ちとしては自チームのベンチと戦っていると言っていい。
急に訪れるちょっとしたチャンスを掴める人間が1軍に残れるのが現実だ。