データで見ても3歳牝馬が有利な傾向は証明されている!?
日曜日は、いよいよ東京競馬場でジャパンカップGⅠが開催される。
今年は海外から3頭が参戦しての18頭フルゲートとなった。
3冠馬の①コントレイルが、このレースで引退を表明しており、勝って有終の美を飾れるかかも気になるところである。
そこで、過去10年のデータから、どの馬が勝ちに近いかを導き出してみよう。
最初に気になるデータが「性別」である。
過去10年で牡馬が4勝、牝馬が6勝と、牝馬が強いレースとなっている。
その最大の理由が「斤量」にある。
特に3歳牝馬だと、古馬の牡馬が57kg背負う所を53kgと4kgもの差が生まれるところにある。
実際3歳牝馬が2勝を挙げており、無視出来ないデータである。
今年もオークス馬の⑭ユーバーレーベンが出走を予定しており、怖い存在となる。
次に前走だが、過去10年の3着以内馬は、全て2000m以上を使ってきている。
そのため、府中牝馬Sを勝った⑪シャドウディーヴァを筆頭に⑧ウインドジャマー、⑰ワグネリアンが消えることに。
そして勝ち馬の年齢だが、3歳2勝、4歳4勝、5歳4勝と6歳以上のベテラン馬には厳しいデータとなる。
さらに3着以内馬まで広げて見ても、6歳以上のベテラン馬は、30頭中2頭しか3着に入ったことしかないほど、このジャパンカップでは厳しい結果となっている。
そうなると、①ムイトオブリガード、⑤キセキ、⑫サイレンポケット、⑮マカヒキ、⑰ワグネリアンには悪いが消しとなる。
さらに追加のデータとして、この30頭の内訳は、3歳牡馬2頭、3歳牝馬5頭、4歳牡馬7頭、4歳牝馬2頭、5歳牡馬10頭、5歳牝馬2頭、6歳以上牡馬2頭、6歳以上牝馬0頭となっていて、一見5歳牡馬が有利に見えるが、勝ち馬は2頭しかいないのがミソだ。また3歳牡馬の勝ち馬もおらず、ダービー馬④シャフリヤールには厳しいデータである。
また、国際招待レースとして海外から遠征してくるが、海外馬が最後に勝ったのは、2005年のアルカセットまで遡る。
圧倒的に地元日本馬が有利な状況にあるが、今年はGⅠサンクルー大賞を勝った③ブルーム、GⅠジャンロマネ賞を勝った⑥グランドグローリー、GⅠ2勝で鞍上に武豊を迎えた⑱ジャパンが参戦しており、2005年以来の外国馬による勝利の可能性もあるか!?
以上から3歳馬牝馬が有利と見て当記事では⑭ユーバーレーベンを推したい!!
果たしてジャパンカップを制するのはどの世代の日本馬か、それとも外国馬か!?
発走は、11月28日 第12レース 15時40分予定。
公開日:2021.11.27