元オリックス鈴木優が育成契約で巨人入り
巨人は12月10日、オリックス・バファローズを自由契約となっていた鈴木優と、背番号は「068」、年俸は500万円の育成契約を結んだことを発表した。
鈴木優は東京都立雪谷高等学校から2014年ドラフト9位でオリックスバファローズに入団。2020年には7月1日の西武ライオンズ戦で、都立高から直接プロ入りした投手では史上初の白星を挙げるなど、6先発を含む13試合に登板を果たした。だが、今シーズンは11試合に登板するも防御率9.00と結果を残すことができず、オリックス・バファローズを自由契約となっていた。
そんな中、力強い速球、ツーシーム、カットボール、スプリット、カーブなどを操る本格派右腕としての素質を買った巨人が声を掛けたのだ。
育成契約で入団が決まった巨人に対し、鈴木優は出身地である東京の球団でもあり、球場にもよく足を運んでいたことを明かし、また歴史と人気を併せ持つ巨人に入団できることに喜びを表した。
育成からの再出発となるが、まだ24歳。先発でもリリーフでもチームに必要なシーンでこだわらず投げ、まずは開幕一軍を目指してアピールをしたいとのことだ。
日本生命OBでオリックスバファローズの先輩の海田智行に頼み込んだのがきっかけで、オフの自主トレは社会人・日本生命で行っている鈴木優は、同チームOBの小林誠司とも繋がりがある。球を受けたことがある小林誠司は、歓迎すると共に巨人での活躍を期待した。
育成から這い上がり、鈴木優が巨人で大きく羽ばたくことができるのか注目だ。
公開日:2021.12.12