あの頃はマジで最強だったなぁ……というファンの心を揺さぶれ!あの球団の黄金時代
●1974年のロッテオリオンズ
長いプロ野球の歴史の中で、どの球団にもある“黄金時代”。今回は現・千葉ロッテマリーンズの前身である、ロッテオリオンズが最も輝いた、1974年をフラッシュバックする。
1974年成績:130試合
69勝50敗11分(前期2位/後期1位/PO優勝)
打率.265 本塁打114 防御率3.18
監督:金田正一
日本シリーズ結果(対中日):4勝2敗(日本一)
金田正一率いるジプシー軍団が破竹の勢いで日本一に
千葉に本拠地を置き、昨季は2位という好成績でシーズンを終えた千葉ロッテマリーンズ。このロッテの黄金時代といえば、30代前後のファンは名将・ボビー・バレンタイン監督による「ボビーマジック」と称される采配でリーグ2位からプレーオフを制し、日本一に輝いた2005年シーズン、あるいは、西村徳文監督がリーグ3位からクライマックスシリーズを制し日本一となった2010年シーズンを思い浮かべる人も多いだろう。
しかし、このロッテの真の黄金時代というのは、本拠地を千葉とする前の、川崎球場時代よりももっと前になる、宮城県仙台市にある宮城球場(現・楽天生命パーク宮城)を中心に、首都圏では後楽園球場、明治神宮球場、川崎球場を転々として主催試合を行った“ジプシー・ロッテ”時代に日本一となった、金田正一監督率いる1974年のロッテオリオンズに他ならない。
金田監督は、その後長く解説者・評論家として活動したこともあり、プロ野球界のご意見番としての印象が強いかもしれないが、監督時代はまさに“激しい”監督で、相手チームや選手たちに感情をむき出しにすることも多く、そんな監督に鍛え上げられたチームは、最強軍団という名に相応しいチームだった。
出典:『がっつり! プロ野球(28)』
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公開日:2022.01.24